イントロダクション
![](https://shion-no-yahiro.com/wp-content/uploads/2020/08/695581238c21e9a3a35ae260cc4402a1-1024x538.jpg)
今回はAviUtlで『WARNING』画面を作る方法を記述していこうかと思います。
ぶっちゃけ、ニコニ・コモンズあたりに普通にいっぱいあるので、わざわざ自分で作らなくても良いような気もしますが、中にはニコニコ動画でしか使えないものや営利利用できないものもありますからね。
要するに、今現在の私みたいにスキルアップの為にYouTubeの試作チャンネルで収益化の予定がない動画を作っている人ならともかく、お小遣い稼ぎ目的に動画を作っている人だと使用不能なものも存在しているという事です。
ってな訳で、将来的に収益化用のチャンネルを作った時の為に、勉強がてら今の内に似たようなものを作ってみようかと思った次第でございます。
大体の構成はニコニ・コモンズにあったものを参考にしておりますが、良かったら読んでいって下さいませ。
![](https://shion-no-yahiro.com/wp-content/uploads/2020/11/ab2ace46501882c3dcd8aedb97dd8567.png)
宜しくお願いします。
『WARNING』画面を作る方法
![](https://shion-no-yahiro.com/wp-content/uploads/2021/02/300-1024x538.jpg)
じゃあ、まずは『WARNING』のテキストを作りましょう。
とりあえず私は『Cleanwork』というステンシル系のフォントを使いますが、好きなフォントを使ってください。
ただ、違うフォントを使うと諸々のパラメーターを微調整しないといけなくなりますので、そのあたりは御了承願います。
では、AviUtlを起動して新規プロジェクトを作りましょう。画像サイズはとりあえず私の場合は1920×1080で作成する事にしました。
①タイムライン上で右クリック→『メディアオブジェクトを追加』→『テキスト』を選択します。テキストの内容は『WARNING』で、フォントも好きなものに変えて下さい。動画の長さは用途によって違うと思いますので好きな長さに設定しましょう。私は冒頭部分にしか使わないので15秒くらいにします。
②レイヤー2に先程のテキストオブジェクトを置いて、『凸エッジ』と『グロー』の効果を設定ダイアログに追加します。
![](https://shion-no-yahiro.com/wp-content/uploads/2021/02/001-1.png)
↑パラメーターはこんな感じです。グローは光色の設定を青系にしています。
③レイヤー2のテキストオブジェクトをコピーしてレイヤー3にペーストします。こちらはエフェクト用になりますね。
④レイヤー3のオブジェクトに『アニメーション効果』→『点滅』の効果を設定ダイアログに追加します。
⑤レイヤー3のオブジェクトに存在する『凸エッジ』は別に使わないので消して合成モードを『加算』にします。
![](https://shion-no-yahiro.com/wp-content/uploads/2021/02/002-2.png)
↑レイヤー3のパラメーターはこんな感じになります。
![](https://shion-no-yahiro.com/wp-content/uploads/2021/02/001-3.gif)
↑ここまでの設定でこんな感じに点滅するようになったと思います。
![](https://shion-no-yahiro.com/wp-content/uploads/2021/02/003-2-1024x576.png)
↑一応、完成形がこんな感じになる予定ですので、次は上下に装飾用のフレームを入れていきましょう。
![](https://shion-no-yahiro.com/wp-content/uploads/2021/02/005-2-1024x576.png)
まあ、図形を重ねまくればAviUtl単体でもフレームを作れますが、非常に面倒臭いので私はクリスタで作りました。↑上記にフレームのPNG画像を置いておきましたから、使いたい方は画像を保存して使ってください。
⑥次にこの装飾用フレームをAviUtlのレイヤー4に入れて『グロー』の効果を設定ダイアログに追加し、フレーム移動用にタイムラインの1.46秒の地点に中間点を作ります。右クリックして『中間点を追加』を選択して下さい。
![](https://shion-no-yahiro.com/wp-content/uploads/2021/02/004-1.png)
↑レイヤー4(中間点の左側)のパラメーターはこんな感じです。Y方向の移動形式はイージングの6番を使用しています。中間点の右側のY方向の値は0→0にしておいて下さい。
↑イージングの導入と基本的な使い方はこちらの記事を読んで下さい。
⑦装飾用のフレームを反転コピーして作りましょう。レイヤー4のオブジェクトをコピーしてレイヤー5に貼り付けして、『反転』の効果を設定ダイアログに追加します。
![](https://shion-no-yahiro.com/wp-content/uploads/2021/02/005-1.png)
↑レイヤー5(中間点の左側)のパラメーターはこんな感じです。Y方向の移動形式はイージングの6番です。
⑧空いていたレイヤー1にグループ制御を入れてテキストの出現エフェクトを追加します。タイムライン上で右クリック→『メディアオブジェクトを追加』→『グループ制御』を選択て下さい。
⑨グループ制御に『クリッピング』の効果を設定ダイアログに追加し、約1.6秒地点に中間点を作成します。右クリックして『中間点を追加』を選択して下さい。
![](https://shion-no-yahiro.com/wp-content/uploads/2021/02/006-1.png)
↑グループ制御(中間点の左側)のパラメーターはこんな感じです。テキスト以外に影響が出ないように対象レイヤーは2を指定。クリッピングの上下の移動形式はイージングの6番を使用しています。中間点の右側の上下の値は共に0→0にしておいて下さい。
![](https://shion-no-yahiro.com/wp-content/uploads/2021/02/003-3.png)
↑ここまでのタイムラインはこんな感じの構成になっております。
⑩尚、このまま次の工程に進むと私の環境だと挙動があやしくなりますので、ここで一度アルファチャンネル付きの動画として出力します。
↑アルファチャンネル付きの動画の出力方法はこちらです。
![](https://shion-no-yahiro.com/wp-content/uploads/2021/02/001-4.gif)
↑出力してみるとこんな感じの動画になっていると思います。まあ、これで完成でもいいような気がしますが、最初から装飾用フレームが出現していたり、縁取りや影もなくてのっぺりしているので、そのあたりを改修していきましょう。
⑪一応、何かあった時の為に先程までのプロジェクトファイルを保存したら、AviUtlを閉じてもう一回起動します。新規プロジェクトを作り、さっきのアルファチャンネル付きの動画を入れましょう。
⑫『アルファチャンネルを読み込む』にチェックを入れ、『縁取り』、『シャドー』、『斜めクリッピング』の効果を設定ダイアログに追加します。
⑬出現エフェクトとして使う斜めクリッピング用にタイムラインの1.46秒の地点に中間点を作ります。右クリックして『中間点を追加』を選択して下さい。
![](https://shion-no-yahiro.com/wp-content/uploads/2021/02/500.png)
↑中間点の左側のパラメーターはこんな感じです。斜めクリッピングの幅の移動形式はイージングの6番を使用しています。中間点の右側の斜めクリッピングの幅の値は650→650にして下さい。
![](https://shion-no-yahiro.com/wp-content/uploads/2021/02/002-4.gif)
↑ここまでの工程を終えるとこんな感じの動画になっていると思います。背景がないと解り難くてパッと見、あんまり変わってないような気がしますが、先程のものより完成度は上がっていると思います。
ってな訳で、後々また再調整すると思いますが、とりあえずこれで完成という事でセーブしておきましょう。
他の動画で使う時にいつでも呼び出せるようにexoファイルに保存しておきます。
保存方法に関しては↑上記の記事を参照して下さい。
では、本日はここまで。
![](https://shion-no-yahiro.com/wp-content/uploads/2020/11/ab2ace46501882c3dcd8aedb97dd8567.png)
お疲れ様でした。
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今回の経費&記事作成時間&日記
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記事作成時間:約5時間
いやー、今回のWARNING動画は作るのに苦労しました。
ニコニ・コモンズにあったものを参考に作ってみましたが、見た感じ小一時間くらいで製作できるのかと思っていたら、まさかの3時間コースでしたからね。
調整がシビアな上に途中で色々と挙動が怪しくなって、作り直したりしていたら時間がかかってしまいました。
本当ならもう少し装飾を加えるつもりでしたが、気力が尽きたのでまた今度という事で。
では、恒例の累計出費&記事作成時間を発表して今回は終わりにしましょう。
最後まで読んでくださった方はありがとうございました。
総制作時間:約749時間
累計支出:47,082円