イントロダクション
AviUtlのテキストで一部の文字を大きくしたり、色やフォントを変えたりできる機能が『制御文字』と呼ばれるものらしいです。
他の人の解説動画を見ていたら色々とテキストに演出をしていたので、師匠達にやり方を訊いたら恐らくこの制御文字を使っているだろうという事でしたので、今回覚えてみる事にしました。
まあ、そんなに難しいものではないそうですが、全部暗記するのも難しいらしいので備忘録がてらやり方を記述していこうと思います。
これを習得しておけば、色々と動画製作の幅が広げられそうですからね。
良ければ読んでいって下さいませ。
AviUtlにおける制御文字の使い方
まずはAviUtlを起動して新規プロジェクトを作ったら、タイムライン上で右クリック→『メディアオブジェクトの追加』→『テキスト』を選択してテキストオブジェクトを作って下さい。
↑基本的に上記のテキストの設定ダイアログの赤枠内に色々なコードを入れる事で様々な効果を付与できるようになります。
では、準備が出来た所で次項から具体的な使い方を記述していきましょう。
文字の大きさを変える方法
<s(変えたいフォントサイズに対応する半角数字)>(対象テキスト)<s>と設定ダイアログに入力するとコードに挟まれた文字の大きさが変更されます。
↑例として『フォントの<s200>大きさ<s>を変える』というテキストを設定ダイアログに入力すると、
↑こんな感じで『大きさ』という文字だけフォントサイズが200に変更されました。
要するに『<s○○○>』と『<s>』でテキストを挟むと、その部分だけ拡大縮小される訳ですね。
フォントの種類を変える方法
次は一部のテキストのみフォントの種類を変える方法ですね。
と言っても、先程の大きさを変える方法にちょっと足すだけなので、そんなに難しくはありません。
<s(変えたいフォントサイズに対応する半角数字),(フォント名)>(対象テキスト)<s>と設定ダイアログに入力するとコードに挟まれた文字の大きさとフォントが変更されます。
要はカンマを入れた後にフォントの名前を付け足すと変更できる訳ですね。
↑例として『フォントの<s200,851チカラヅヨク-かなA>種類<s>を変える』というテキストを設定ダイアログに入力するとこんな感じになります。
種類というテキストだけ大きさとフォントの種類が変更になりましたね。
ただ、いちいちフォントの名前を打ち込むのも面倒臭いので私は『フォントを一覧表示するノ』というフリーソフトを使用する事にしました。
ダウンロードはこちらからどうぞ。
『Setup.vbs』をダブルクリックして適当な場所にインストールして下さい。
↑起動するとこんな感じの画面が出てきますので、使いたいフォントを右クリックしてコピーを選択するとクリップボードにコピーされますからAviUtlのテキストの設定ダイアログに貼り付けてください。
これで誤字を気にする事なくフォントの種類を変える事ができるようになったと思います。
まとめとしては『<s○○○,フォント名>』と『<s>』でテキストを挟むと、その部分だけ大きさとフォントの種類が変更される訳ですね。
文字を太字と斜体にする方法
タイトル通りテキストを太字と斜体にする方法ですね。
まあ、先程までの要素に更にちょっと足すだけなので割と簡単です。
<s(変えたいフォントサイズに対応する半角数字),(フォント名),B(太字)I(斜体)>(対象テキスト)<s>と設定ダイアログに入力するとコードに挟まれた文字の大きさとフォント種類と太字&斜体が変更したり追加されます。
要するに末尾にカンマと『B』を入れると太字になり、『I』を入れると斜体になる訳です。
ちなみに『BI』と入れると太字と斜体の両方を付加する事が可能となります。
↑例として『フォントの<s200,851チカラヅヨク-かなA,BI>種類<s>を変える』というテキストを設定ダイアログに入力するとこんな感じになります。
段々と長くなってきましたが、まとめとしては『<s○○○,フォント名,BI>』と『<s>』でテキストを挟むと、その部分だけ大きさとフォントの種類が変更され、太字と斜体が追加される訳ですね。
文字の色を変える方法
『<#(変えたい色に対応する16進数の半角英数字)>(対象テキスト)<#>』と設定ダイアログに入力するとコードに挟まれた文字の色が変更されます。
カラーコードの16進数に関してはこちらで大体のものは取得できますので、使用した色をコピー&ペーストして下さい。
ただし、AviUtlでは半角英数字じゃないと適用されませんので、『#FF0000』という文字をコピーしたら『#ff0000』という感じに手動で変換しないといけませんので注意して下さい。
↑例として『フォントの<#ff0000>色<#>を変える』というテキストを設定ダイアログに入力すると、
↑こんな感じで『色』という文字だけ赤くなりました。
要するに『<#○○○○○○>』と『<#>』でテキストを挟むと、その部分だけ色が変更される訳ですね。
文字の縁取りを加える方法
テキスト全体に縁取りをするだけなら専用の効果を入れれば終わりですが、特定の文字のみに縁取りをする為にはコードを入れないといけません。
先程のフォントの色変えの応用ですが、
『<#(変えたい色に対応する16進数の半角英数字),(縁取りの色に対応する16進数の半角英数字)>(対象テキスト)<#>』と設定ダイアログに入力するとコードに挟まれた文字の色変更&縁取りがされます。
※縁取り用のコードには『#』が必要ないので英数字だけ入力して下さい。
↑ちなみに文字の種類を『縁取り文字』か『縁取り文字(細)』にしないと適用されませんので注意して下さい。
↑『フォントの<#ff0000,ffffff>色と縁取り<#>を変える』と入力すると特定の文字だけ色と縁取りが変更されます。
要するに『<#○○○○○○,○○○○○○>』と『<#>』でテキストを挟むと、その部分だけ色と縁取りが変更される訳ですね。
PSDToolKitで使う方法
最後はPSDToolKitで使う方法を備忘録がてら記述しておきます。
↑私の場合、すべての準備オブジェクトを単一のオブジェクトへ統合しておりますので、音声を放り込んだ時に出来る多目的スライダーの設定ダイアログに制御文字のコードを書き込めば終了です。
単一オブジェクトに統合していない人は字幕準備オブジェクトに書き込めばいけると思います。
※オブジェクトの統合をしたいという人は、こちらの記事の下の方に設定方法を書いてますのでやってみて下さい。
↑って事で、今までの変更方法を全部乗せで『フォントの<s200,851チカラヅヨク-かなA,BI><#ff0000>種類<s><#>』と入力してみたらこんな感じになりました。
割と使えそうなので、8作目の動画あたりから適当に使っていこうと思います。
では、AviUtlの制御文字の使い方をざっくり記述してみたという事で、本日はここまで。
お疲れ様でした。
※追記。↑プラグインで制御文字を簡単に使う方法はこちらです。
他のAviUtl関連の記事はこちらからどうぞ。
他のテキスト関連の記事はこちらからどうぞ。
他のAviUtlプラグイン紹介記事はこちら。
AviUtlスクリプト紹介記事はこちらです。
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今回の経費&記事作成時間&日記
記事作成時間:約8時間(#07動画作成5時間含める)
いや~、やってもやっても動画作成が終わりません。
7作目も20分を超えそうな感じですが6作目よりは短くなりそうですし、良しとしましょう。
あと3~4日頑張れば完成しそうな感じなので、ギリギリストックが尽きる前に投稿できそうです。
では、恒例の累計出費&記事作成時間を発表して今回は終わりにしましょう。
最後まで読んでくださった方はありがとうございました。
総制作時間:約713時間 / 累計支出:47,082円