イントロダクション
今回はボイスロイドの音声ファイルを保存すると、自動でAviUtlのタイムラインに配置するツールである『VoiceroidUtil』の導入~基本操作方法を記述していこうと思います。
↑『VoiceroidUtil』で音声を保存をすると、PSDToolKitと併用した場合はこんな感じでAviUtlのタイムラインに自動配置されます。
ボイスロイド動画なんかを作る時には、ほぼ必須のツールですね。
実は次回からPSDToolKitの解説をする予定なんですが、こっちの使い方を先に紹介しておかないと説明しにくい事に気付いたので記事にしてみる事になった次第でございます。
↑一応、1年以上前にチラッとだけ紹介した事があるんですが、ブログを始めたばかりの頃でかなり適当な記事だった為、もうちょっと詳しく作り直す事になりました。
↑まあ、PSDToolKitに同梱されている『かんしくん』でも同じような機能を持っていたりするんですが、こちらは導入ハードルが非常に高い上にUIが解り難いので、初心者向けではないんですよね。
ただ、導入が複雑な分だけ『かんしくん』はボイスロイドに特化した『VoiceroidUtil』と違って、ゆっくり音声、CeVIO等の多くの音声合成ソフトをカバーしています。
沢山のキャラを動画内で使いたい人は『かんしくん』を使った方が良いでしょう。
私みたいにボイスロイドしか使用しない人間だと、解り易くて使い勝手の良い『VoiceroidUtil』一択だったりしますが。
ともあれ、今回は『VoiceroidUtil』の導入~基本操作方法を記述していきますので、興味のある方は読んでいって下さいませ。
宜しくお願い致します。
VoiceroidUtilの導入~基本操作方法
ごちゃまぜドロップスの導入方法
まずは『ごちゃまぜドロップス』というプラグインを導入していない人はAviUtlに入れていきましょう。これがないと『VoiceroidUtil』が機能しません。
PSDToolKitを導入済みの人なら、既に入っていると思いますが、このプラグインを入れると大概のファイルやテキストなんかを、そのまんまドラッグ&ドロップでAviUtlのタイムラインに放り込めるようになります。
↑作者様の配布動画はこちらとなりますね。
非常に有用なプラグインですので、これがあるのとないのとではAviUtlの利便性が桁違いに違うレベルです。VoiceroidUtilを導入しない人でも入れておいた方が良いと思いますよ。
導入方法ですが、こちらから最新版の『ごちゃまぜドロップス』をダウンロードしてきて下さい。
↑ダウンロードページの最新版の所にある『gcmzdrops_v〇〇〇.zip』をクリックするとダウンロードが始まります。
↑解凍すると、こんな感じで3つのファイルが入っていますので『GCMZDrops』と『GCMZDrops.auf』の2つをコピーするか切り取りをして下さい。
↑さっきの2つのファイルをAviUtlフォルダ内の『exedit.auf』と同じ階層に入れれば導入完了となります。
VoiceroidUtilの導入方法
では、次にVoiceroidUtilの導入をしていきましょう。
↑作者様の配布動画がこちらとなりますね。
とりあえず、こちらから最新版のVoiceroidUtilをダウンロードしてきましょう。
↑ダウンロードページのVoiceroidUtilの項にある『VoiceroidUtil version 〇〇〇 』をクリックするとダウンロードが始まります。
↑解凍すると、こんな感じで4つのファイルが入っています。特にインストールの必要はありませんので『VoiceroidUtil.exe』をダブルクリックすればVoiceroidUtilが起動します。
では、下準備も終わったという事で、次は各種設定をしていきましょう。
VoiceroidUtilの基本設定
まずはVoiceroidUtilと手持ちのボイスロイドを起動しましょう。
初起動時だと連携がされてませんが、一度VoiceroidUtilとボイスロイドを同時起動するとペアリングがされますので、次回からはVoiceroidUtil右上にある電源マークをクリックすると一度認識したボイスロイドのソフトが起動されるようになります。
次に最低限必要な設定をしていきましょう。
VoiceroidUti上部の『設定』タブから『一般』を選んだら、自分の手持ち以外のボイスロイドのチェックを外しておきましょう。
チェックを外すと他の設定画面で所持していないボイスロイドの名前が出てこなくなりますので、画面が見やすくなります。まあ、その辺が気にならない人なら、やらなくても大丈夫です。
↑『音声保存』タブに移動し、『保存先』ボタンを押してボイスロイド音声の保存をするフォルダを選んで下さい。この辺は人それぞれ違いますので、好きな場所を選択すると良いでしょう。
あとは『テキストファイルを必ず作成』と『AviUtl拡張編集ファイル(.exo)を作成』にチェックが入っていれば大丈夫です。
↑『AviUtl』タブに移動して『AviUtl拡張編集ファイル(.exo)作成時、タイムラインにドロップ』にチェックを入れて下さい。
あとは各ボイスロイドによって、AviUtlのタイムラインのどのレイヤーに音声ファイルを入れるかを設定できますので、使用したいレイヤー番号をそれぞれ指定して下さい。
このあたりは、その人の動画の作り方によって違いますので、自分で使い易い番号を入力すれば大丈夫です。
他の設定はデフォルト状態でも良いと思いますが、より使い易く設定したい場合は作者様のマニュアルを参照して変更してみて下さい。
VoiceroidUtilの基本使用方法
手順①AviUtlを起動して新規プロジェクトを作ります。
手順②VoiceroidUtilとボイスロイドを起動します。
手順③ボイスロイド側で音声出力したい文章を打ち込みます。
↑何でもいいので適当に文章をタイピングして下さい。
↑まあ、VoiceroidUtil側でも文章を打ち込めるんですけど、こちらで文章を書くと声の調整関係が面倒臭い事になるので、個人的には『本体側の文章を使う』にチェックを入れてVoiceroidUtilで文章入力できないようにした方が良いと思います。
全く調声をしないでいいという人はVoiceroidUtil側で文章を打ち込んだ方が早いですが、ガッツリ調声をしたい人はやめた方がいいでしょう。(ちゃんとした手順を踏まないと調声前の台詞が出力される可能性があります)
私は何度も間違って調声前の音声を出力しましたので、VoiceroidUtil側のテキスト欄は封印する事にしました。
手順④VoiceroidUtilで音声保存します。
ボイスロイド側で調声を終えて登録が済んだら、VoiceroidUtilの下部にある『音声保存』を押して下さい。
↑次回から解説予定のPSDToolKitと併用すると、音声ファイルと共に字幕データや口パク準備、多目的スライダー等が一気にタイムラインに放り込まれます。
あとは私の場合PSDToolKit側でキャラの立ち絵の表情を変えたり、ポーズを変えたりといった作業をするんですが、そちらはPSDToolKit編で説明しますので、今回のVoiceroidUtil導入編は以上となります。
PSDToolKitやYMMと連携が取れる自動音声投げ込みツールとしては非常に優秀ですので、ボイロ動画を作っている人は是非導入してみて下さい。
導入していない場合と比べて作業効率が2~3倍は短縮されると思います。
では、本日はここまで。
お疲れ様でした。
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今回の経費&日記&記事作成時間
記事作成時間:約7時間
今回の記事は個人的に、かなり特殊なものだったりします。
と、いうのも実はPSDToolKit編の記事を3回分ほど書いたあとで、音声投げ込みツールの事を書いてないと説明しにくい事に気付いて、急遽ぶっこんでみた記事だったりするんですねー。
しかも、最初はかんしくんについて書いてたんですが、あまりにも長くなりそうだったので25%くらい執筆した段階でボツにして、同じような機能を持ったVoiceroidUtilに切り替えたという、私の中では前代未聞の行き当たりばったり記事でもあったりします。
なので、本来は3~4時間で書き終わる記事なのに7時間ほどかかっているのは、そのあたりの紆余曲折があったりするんですね。
しかも、私の場合はブログに総制作時間とか表記しているので、この後のPSDToolKit編の記事の時間とかも計算し直さなきゃいけないわ、後続記事の予約投稿時間も全部変更しないといけないわで大変だったりします。
まあ、面倒ですが15分くらいあれば何とかなるでしょう。
たまには、こういうバタバタした記事も刺激があって面白いかも知れません。(いつもだと精神が崩壊しそうですが)
ともあれ、そろそろ恒例の累計出費&記事作成時間を発表していきますか。
お時間のある方は次項も読んでいって下さいませ。
総制作時間:約1508時間
累計支出:58,882円
本日のお薦め漫画『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』!!!
今回ご紹介する商品は、私の姉弟子オススメの漫画『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』です。
2010年~2018年にかけて連載されていたガンダムのコミカライズ作品で、全14巻で完結済みです。
テレビ放映されていた『新機動戦記ガンダムW』のエンドレスワルツ版の世界線での話となっており、色々とガンダムのデザインがテレビ版と違っていたりします。
まあ、それでも大筋のストーリーは大体同じですので、アニメを見ていた人なら問題なく受け入れられると思いますよ。
話自体は結構ダイジェスト方式でまとめられていますので、このあたりで読む人の好き嫌いが出そうな気がするのが難点といえば難点かも知れません。
とはいえ、漫画の作画自体はかなり上手い上にアニメでは登場しなかったオプション装備が多数登場しますので『新機動戦記ガンダムW』を見た事がある人ならお薦めです。
↑個人的には劇中に登場するウイングゼロの羽根を装備したトールギスとか、ルーセット装備のデスサイズとかが中二病っぽくて好きなデザインだったりします。
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週末クーポンや定期的なキャンペーンなども行っていますので2回目以降の購入でも定価よりは安く購入できると思います。