イントロダクション
今回はAviUtlの外部スクリプトである『拡張パーティクル(R)』使って、オブジェクトを追跡するティンカーベル的なパーティクルの作り方を記述していこうと思います。
↑こんな感じのやつですね。
これは色々な演出に使えそうですわね。
画面が華やかになるのでオススメです。
使用する画像を花びらとかに変更すると桜吹雪みたいなものも作れますので、汎用性は高いんじゃないかと思います。
↑ちなみに、こちらの方の講座でも似たような事を解説されていますので、気になる人は視聴してみて下さいませ。
あと、今回のパーティクルは前にニコニコ動画にあった講座を参考に作成しております。(現在は解説動画がなくなっているようで、リンクが張れませんが)
昔、そちらの講座を参考に作ったプロジェクトファイルが残っていたので、AviUtlのリハビリを兼ねて、ちょっと自分好みに改修してみた感じですね。
ってな訳で、前置きが長くなりましたが、そろそろ作成方法を記述していく事にしましょう。興味のある方は読んでいって下さいませ。
宜しくお願い致しますわ。
ティンカーベル的なパーティクルの作り方
今回使用する外部スクリプト
↑高機能のパーティクル生成スクリプトの『拡張パーティクル(R)』です。
導入方法と簡単な使い方は上記のリンクを参照して下さい。
今回使用するのはコレ一つだけなので、次項からさっそく作成の方を進めていきましょう。
オブジェクトを追跡するパーティクルの作成方法
手順①AviUtlを起動して新規プロジェクトを作ります。画像サイズの方は私の場合1920×1080で作成する事にします。
手順②レイヤー1にキャラ画像を放り込みます。
タイムラインのレイヤー1に何でも良いので好きなキャラ画像を放り込んで下さい。
↑私はこちらのフリー画像を使う事にします。
タイムラインに放り込んだら、とりあえず長さを5秒くらいにしておきましょう。
手順③レイヤー1の画像に中間点を5個ほど作成します。
↑タイムライン上のオブジェクトを選択状態で右クリック→『中間点を追加』をクリックすると、現在のフレームに中間点が生成されます。
同じ手順で、適当にフレーム位置を変えながら中間点をあと4つ生成して下さい。
↑全部で5つの中間点を作ったら、最後に画像オブジェクトを選択状態で右クリック→『中間点を時間で均等配置』をクリックすると、全ての中間点が均等な位置に配置されます。
手順④オブジェクトの移動パターンを作ります。
↑レイヤー1の設定ダイアログのXボタンをクリック→『曲線移動』を選択して下さい。これでXYZの移動方式が全部一括で曲線移動に変更されます。
↑あとはプレビュー画面でアンカーをドラッグする事で移動曲線を形成する事が出来るようになりますので、好きなように調整してみて下さい。
※奥行きであるZ方向に関しては設定ダイアログで適当な数値を入力して下さい。
↑私はこんな感じの挙動にしてみましたが、好みの動きで大丈夫です。
では、次にパーティクルを生成していきましょう。
手順⑤レイヤー2に図形オブジェクトを生成します。
↑タイムライン上のオブジェクトが何もない場所で右クリック→『メディアオブジェクトの追加』→『図形』を選択して下さい。
タイムライン上に図形オブジェクトが生成されますので、レイヤー2に配置してオブジェクトの長さを5秒くらいにしておきましょう。
手順⑥レイヤー2の設定ダイアログに各種効果を付与します。
↑図形の種類を星形に変更して好きなサイズに変更したら拡張パーティクル(R)の『方向と格子』、『出力』、『個別微調整』、『グロー(通常エフェクトの方です)』、『パーティクル本体』を付加して下さい。
※パーティクル本体は設定ダイアログの一番下に置いておかないと機能しませんので、注意が必要です。
基本的なパラメーターは上記の画像の通りで大丈夫ですが、詳細設定が必要な場所もあるので、そちらの方を掲載していきましょう。
〇図形の色は私の場合は黄色にしていますが、好きな色にして下さい。ただ、後述するグローも同じような色にしないと違和感がある可能性がありますので、適当に調整してみて下さい。
〇出力の方は『数』を1にした場合、1つ上のレイヤーの動きをパーティクルがトレースするようになりますので、忘れずに変えておいて下さい。
〇個別微調整の『設定』ボタンを押して設定をしましょう。
↑赤枠内の項目をこんな感じに変更して下さい。
〇グローの色は黄色系統にしていますが、先述した図形の色と合わせた方が馴染むと思います。
〇パーティクル本体の『設定』ボタンを押して設定をしましょう。
↑赤枠内の項目をこんな感じに変更して下さい。
↑この段階で、こんな感じでオブジェクトに追従するパーティクルが出来ますが、キャラの前面にパーティクルが出ている状態なので、そのへんを直していきましょう。
手順⑦レイヤー1をレイヤー3にコピー&ペーストします。
仕様上、パーティクルの上にあるレイヤーじゃないと追従ができないようなので、お手軽解決方法としてレイヤー1をレイヤー3にコピペして下さい。
レイヤー1の選択状態で『Ctrl+C』を押してコピーしたら、レイヤー3のあたりで『Ctrl+V』を押せばコピペできます。
レイヤー1の方は設定ダイアログから透明度を100にして消しても大丈夫ですが、適当にグローで光らせたりすると映えるような気がします。
↑ってな訳で、レイヤー1にグローをかけて完成させたものがこちらになります。
今回はサンプルという事で、こだわりとかなく適当に作りましたが、キャラのほうきから粒子を出したいという人はレイヤー1の透明度を100にして消してから、レイヤー3のXとYの位置を微調整してみて下さい。
↑レイヤー2を図形ではなく、桜の花びらにするとこういう感じのエフェクトも出来ますので、色々な賑やかしに使えると思います。
ってな訳で、本日は以上となりますね。
お疲れ様でした。
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今回の経費&記事作成時間&日記
記事作成時間:約4時間
この前GoogleからAMPのお薦めをされたので、とりあえずブログに導入してみたら……
ほぼ全記事でエラーが出たのでやめました。
ちなみにAMPというのは導入するとモバイルでの表示速度が高速化できるとかいうものなんですが、これを入れるとブログのデザインが強制的に一部変更される上にカスタムCSSが大体エラーを吐き出すので、私にとってはデメリットの方が大きいものだったりします。
そもそも、私のブログの場合は9割近くがPCからの接続なので、モバイルで集客する理由があんまりないんですよね。
まあ、10記事以内のエラーだったら、なんとか直してみたかも知れませんが、全記事となると流石に改修するのは無理ですわ。
なんせ、私が追記したカスタムCSSの大半がエラーを出しているらしいですからね。
ブログのデザインをいじる為に追記した数百行のコードをいちいちチェックするのは苦行以外の何物でもないですわ。……そもそも直せるものなのか解りませんし。
って事で、もうAMPに関しては諦める事にしました。
将来的に黒字に転換してワードプレスの有料テーマに変更しようとした時にでも、覚えていたら対策してみます。
では、最後に恒例の累計出費&記事作成時間を発表して終わりにしましょう。
総制作時間:約1816時間
累計支出:60,962円