イントロダクション
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今回はAviUtlの『リズミカルイージングスクリプト』を使って、簡単に素材に対して一定のリズミカルなアニメーション効果を付与する方法を記述していこうと思います。
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↑こんな感じで画像とか図形とかに使用すると設定したBPMに合わせた動きを付与する事ができます。
所謂、音MADとかを作りたい人とかだと曲調に合わせて比較的簡単に素材を動かせるので重宝するスクリプトなんじゃないかと思います。
って事で、『リズミカルイージングスクリプト』の導入方法と使い方を備忘録がてら記述しておきますので興味のある方は読んでいって下さいませ
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宜しくお願い致します。
リズミカルイージングの基本的な使い方
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↑スクリプト製作者様の配布動画はこちらとなります。
リズミカルイージングスクリプトの導入方法
まずはこちらからスクリプトをDLしていきましょう。
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↑ニコニコ動画のスクリプト紹介動画に飛びますので、概容欄にあるリンクから配布ページに移動します。
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↑スクリプト配布ページに飛びますので、『リズミカルイージング』の右横にある三転リーダーみたいなボタンを押します。プルダウンメニューが出てくるので、その中にあるダウンロードを押すとスクリプトのZIPファイルがDLできます。
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↑ZIPファイルを解凍すると上記の3つのスクリプトが入ってますので、これを所定の位置に入れていきます。
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↑3つのファイルをAviUtlフォルダ内の『exedit.auf』と同じ階層にある『script』フォルダに入れます。
※scriptフォルダがない場合は新規作成してその中に入れて下さい。
これで導入が完了しましたので、次項でサンプルを作成がてら使い方の方を記述しておきます。
リズミカルイージングスクリプトの使い方
手順①AviUtlを起動して新規プロジェクトを作ります。
AviUtlを起動して新規プロジェクトを作ります。
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↑拡張編集のタイムライン上で右クリックすると、上記のウィンドウが出てきますので『新規プロジェクトの作成』を選択して下さい。
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↑新規プロジェクトの作成用ウィンドウが出てきますので、好きなように設定してOKボタンを押して下さい。
※フレームレートを上げると滑らかに動くようになりますが、動画の容量も上がりますので注意して下さい。私は適当に30くらいで設定してますが、激しい動きをする動画を作りたい人は60くらいでも良いと思います。
↑あとで要らない部分を切り取ってリサイズしたい場合は、こちらの記事を参考にしてトリミングしてみて下さいませ。
手順②図形オブジェクトを生成します。
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↑タイムライン上のオブジェクトが何もない場所をクリック→『メディアオブジェクトの追加』→『図形』を選択して下さい。
図形オブジェクトがタイムライン上に生成されますので、どこでもいいですがレイヤー1にでも配置して下さい。
手順③図形オブジェクトにリズミカルイージングを付与する
こちらのスクリプトは普通のものと違ってXYZとか拡大率、透明度なんかの移動系のパラメーターに付与する感じのものとなっております。
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↑今回のサンプルでは拡大率の方に付与してみます。図形のパラメーターの拡大率を左クリックするとプルダウンメニューが出てくるので、その中にあるリズミカルイージングを選択すると、やたら大量の種類のパターンが出てきます。
まあ、サンプルなので何でもいいんですが、今回は5重往復@往復を選んでみます。
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↑このままだと動かないので、拡大率の右の数値を適当に50くらいに設定して縮小するようにしておきます。ついでに見やすいように全体のサイズを500くらいにしてみました。
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↑この段階でこんな感じで動くようになったと思います。
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↑動きの速さを調節する場合は、該当する項目(今回の場合は拡大率)を右クリック→出てきたメニューの一番下にある設定ボタンを押します。
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↑専用ウィンドウが出てきますので、ここで数値を変更する事が出来ます。数値を上げると動きが早くなって、数値を下げると動きが遅くなります。
任意の数値を入力したらエンターキーを押して設定終了です。
基本的な操作はこれだけですね。
ちなみにこのスクリプトは複数のパラメーターに付与可能なので、色々と動きをカスタマイズする事が可能です。
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↑ライン幅とかに同じようにスクリプトを使用して数値を変更するとこんな感じになります。
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↑上記の赤枠内のパラメーターに個別にスクリプトの効果を付与できますので、カスタマイズ性は非常に高いですね。
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↑テキストにも使えますし、パラメーター次第で無数のバリエーションが作れます。
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↑唯一にして最大の悩みとしてはプリセットされている形式が多すぎて理解するのに時間がかかる事ですね。
複雑で見栄えのする動きを作る事が出来る反面、使いこなすのが非常に困難なスクリプトだったりします。
このあたりを全部説明すると膨大な量になるので、適当に自分で動かしてみて気に入った動きを試してみると良いでしょう。
一応、製作者様の仕様説明を下に記載しておきますので、参考にして色々と試してみて下さいませ。
■『@ビート』は、BPMを指定することでテンポに合わせて動きを繰り返します。
・設定(移動フレーム間隔)にBPMを入力してください。
・加速を有効にすると、奇数拍での移動が無くなります。
・減速を有効にすると、偶数拍での移動が無くなります。
■『@往復』は、BPMを指定してテンポに合わせて2つの値を行き来します。ビートとは異なり2拍で1ループです。
・設定(移動フレーム間隔)にBPMを入力してください。
■『@ステップ』は、動きを指定した値で等分して段階的に動かします。オブジェクトの拍数で分割することでテンポに合わせた動きになります。
・設定(移動フレーム間隔)に分割する数を入力します。BPMは入力しません。
個人的には中級者以上の人が対象のスクリプトですが、オブジェクトに動きを付けるものとしては汎用性が非常に高いので覚えておいても損はないと思います。
画面に動きが欲しい時には重宝するでしょう。
って事で、リズミカルイージングのざっくりとした紹介でした。
本日は以上ですね。お疲れ様でした。
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次項もお時間のある方は読んでいって下さいませ。
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今回の経費&記事作成時間&日記
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記事作成時間:約4時間
数年ぶりにインフルエンザにかかったり、その後に原因不明の体調不良に襲われた為、ちょっと復活まで時間がかかりました。
いやー、休んでた分の本業の仕事を片付けていたら、いつの間にか一か月半くらい吹き飛んでましたわ。
本当なら今頃は暫定的に最後となる限定一点のlive2Dモデルを作り終わって、汎用モデルの作成を始めていた所だったんですけどねー。
まあ、体調の問題についてはどうしようもないので仕方がありません。
って事で、本来の予定から約4週間ほど遅れて限定一点のlive2Dモデル作成を始めております。
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↑今回のはドラゴンモチーフのモデルですね。
今からだと2月中に完成するかどうかといった所ですが、新ギミックとかを追加する予定なのでもうちょっとかかるかも知れません。
まあ、体調を見ながら適当に進めていこうと考えております。
では、最後に恒例の累計出費&記事作成時間を発表して終わりにしましょう。
総制作時間:約2607時間
累計支出:122,929円