イントロダクション
今回はAviUtlの音量を数値や波形として測定する事が出来る『loudness.auf』というプラグインを紹介しようと思います。
ゆっくり動画やボイスロイド動画みたいなやつだと、音声とBGMのバランスが崩れているものも多いので、これを使う事で音量のバランスを取る事ができるという訳ですね。
ちなみに、私の動画も色々と音量バランスがおかしいと師匠達から言われていたので、これを機に改善していこうと思います。
う~ん。普段はヘッドホンで聞きながら適当に勘で音量調整していたんですが、どうやらスマホやタブレットだとBGMが小さくてよく聞こえないらしいんですよね。
自分の動画とか、一度作って投稿したらスマホとかで見直したりしないので今まで気づきませんでしたわ。
って事で、このプラグインを使って調整していこうと思います。
良ければ読んでいって下さいませ。
『loudness.auf』の基本的な使い方
導入方法
まずはプラグインのダウンロードをしてきましょう。
↑こちらの動画のリンクからプラグインをダウンロードしてきて下さい。
↑解凍するとファイルの中身がこんな感じになってますので、『loudness.auf』をAviUtlフォルダ内の『plugins』フォルダに入れれば導入完了です。
※pluginsフォルダがない場合は新規作成して下さい。
プラグインの基本使用方法
まずは下準備としてAviUtlを起動して新規プロジェクトファイルを作り、適当な音楽や音声ファイルをタイムラインに放り込んでおきましょう。
次にAviUtl上部のメニューから『表示』を選択します。
↑導入に成功していれば、『ラウドネスメーター』に関する2つの項目がAviUtlの『表示』内に追加されていると思います。
↑『ラウドネスメーター(カーソル位置)の表示』を選択すると、こんな感じのウィンドウがポップアップし、カーソル位置の音の大きさを数値で表すようになります。
↑『ラウドネスメーター(全体)の表示』を選択すると、こんな感じのウィンドウがポップアップし、音量の音声波形を知る事ができるようになります。
左上の『計測開始』ボタンを押す事でタイムライン上の音量のデータを取得して波形が表示されるようになりますので、最初は何も表示されていません。
↑計測開始の隣にある『LUFS』の数値を変える事で緑の基準ラインの位置を変える事ができます。
↑『LU』の数値を変更する事で基準ラインの上下にある許容範囲の2つのラインを移動できます。
この『ラウドネスメーター(カーソル位置)の表示』と『ラウドネスメーター(全体)の表示』を2つを利用して音声と音量のバランスを取るのが基本的な手法となりますね。
ちなみに、このプラグインは計測専用ですので音量そのものを上げたり下げたりは出来ませんので注意して下さい。
実際の使用方法
では、最後に参考になるか解りませんが備忘録的に私の使い方を記述しておこうと思います。
私の場合はボイスロイドの音声を使っていますので、とりあえずは平均的な音量を『ラウドネスメーター(カーソル位置)の表示』で調べてみます。
↑設定や使用する台詞にもよりますが、私が今使っているボイスロイドの設定だと大体-15LUFSくらいの音量らしいですね。
つまり、これくらいの音量にBGMを落とし込めば理論的にはバランスが取れているという事になる訳です。
じゃあ、これを基準にBGMの音量を調整しましょう。
↑『ラウドネスメーター(全体)の表示』の設定で基準ラインを音声と同じ-15LUFSに。許容範囲を±2LUにしてBGMの波形を計測してみるとこんな感じになりました。
どうやら、かなりBGMの音量が低いようなので上げましょう。
↑BGMの設定ダイアログから音量を変更します。元々が15だったので35くらいに上げてみました。
↑まあ、大体基準ラインの許容範囲内に入ったようなので、数値的にはこれで音声との音量バランスが取れた事になったようです。
ヘッドホンで聞いた感じだとBGMがちょっとデカすぎる気がしますが、スピーカーで聞いた感じだといい感じになりました。
自分の聴覚が信用できない事が判明したので、これからはこの方式で調整していく事にします。
では、本日はここまで。
お疲れ様でした。
他のAviUtl関連の記事はこちらからどうぞ。
他のAviUtlプラグイン紹介記事はこちら。
AviUtlスクリプト紹介記事はこちらです。
高成約率!ハイクオリティな動画編集オンライン講座【レバレッジエディット】
最短1ヶ月で動画編集スキルが身につく!【クリエイターズジャパン】
今回の経費&記事作成時間&日記
記事作成時間:約8時間
(#10動画作成5時間含む)
10作目の動画がようやく完成しました。
いや~最後の最後で使える画像素材が全然ない事に気付いて時間がかかってしまいました。
前にやっていたお菓子とかロボアニメレビューだったら、画像は割と大量に用意できたんですけど都市伝説とか、ほとんど使える画像がありませんからね。
仕方がないのでイメージ画像的にフリー素材を配置してお茶を濁しましたけど、あと2作品作らないといけませんから何か方法を考えませんと。
他の人の動画を見て、参考にしてみようと思います。
では、恒例の累計出費&記事作成時間を発表して今回は終わりにしましょう。
最後まで読んでくださった方はありがとうございました。
総制作時間:約885時間
累計支出:47,082円