イントロダクション
今回はYouTube用の終了画面を作ってみようと思います。
動画の最後にチャンネル登録を勧めたり、次の動画とかおすすめの動画なんかをリンクとして表示させる画面ですね。
今の所は別になくても困らないんですけど、あった方が登録者数が上がりやすいらしいので暇潰しに試作チャンネルを運用している内に作ってみる事になりました。
まあ、実は裏で何回か作って没になってたんですけどね。
その結果、あんまり凝ったものよりもシンプルなものの方が個人的に良いという結論に至りましたので、その作り方を備忘録がてら記述していこうと思います。
良ければ読んでいって下さいませ。
YouTubeの終了画面の作成方法
どんな終了画面をつくるのか
さて、YouTubeの終了画面ですが……普通に設定すると動画の最後の方に被る形で動画リンクなんかが出現する事になるんですよね。
つまり、最後の20秒程度が動画リンクとかで画面を塗り潰される事になるので、立ち絵や字幕なんかが見えなくなってしまう訳です。
そういう事で、専用の終了画面を作って動画の最後尾に追加するのが一般的な方法とされているようです。
現在のYouTubeの仕様だと5~20秒の範囲内で終了画面が使えるらしいので、今回はとりあえず最大範囲の20秒で動画を作ってみようと思います。
↑ちなみに、参考にしたのはこちらのフリー動画です。Pixabayで『終了画面』と動画検索してみると幾つか出てきますので、自作するのが面倒だったらこれを使った方が早いと思います。
問題点としてはテキストが全部英語なので、日本で使うとしたら英語の意味が解らない人がいる可能性があるという事くらいですかね。
↑一応、今回作る終了画面はこちらとなります。
見本と大して変わらない構成ですが、元々の完成度が高かったので現時点であんまり手を入れる余地がありませんでした。
利点としては背景の画像や動画を手軽に入れ替える事が出来るという点ですかね。
必要な外部スクリプト
今回作成する終了画面に使用する外部スクリプトを記述していきますので、同じものを作りたいという人は、まず下記のリンク先にあるスクリプトをダウンロードして導入して下さい。
↑こちらからは『減衰振動』を使用します。移動方法に減衰振動という行って帰ってくるような動きを追加できます。
↑『輪郭追跡スクリプト Ver1.1』です。詳しい使い方の記事はこちらからどうぞ。
↑『トラックバー対応イージングスクリプト 2020版』です。詳しい使い方の記事はこちらからどうぞ。
↑『扇クリッピング(R)』です。詳しい使い方の記事はこちらからどうぞ。
↑『縁取りスクリプト』です。通常の縁取りの機能追加版ですね。
↑こちらからは『連続回転スクリプト』を使用します。詳しい使い方の記事はこちらからどうぞ。
↑『簡易スライドイン・アウト』です。詳しい使い方の記事はこちらからどうぞ。
↑こちらからは『ぽよよーんと登場』を使用します。導入方法はこちらからどうぞ
中央の円を作る
AviUtlを起動して新規プロジェクトを作りましょう。画像サイズはとりあえず私の場合は1920×1080で作成する事にします。
↑最初はこの中央の円部分を作成します。
①とりあえずレイヤー1~3にそれぞれ円の図形オブジェクトを作りましょう。長さは大体20秒くらいにしておきます。
②それぞれ中間点を1秒付近に作ります。適当なんで自分のセンスで調整して下さい。
↑配置は私の場合はこんな感じですが、好きなタイミングで出現するように調整して下さい。
③レイヤー1のパラメーターは↑こんな感じです。拡大率の移動形式は『減衰振動』を使用して、中間点の左側は0→100に。右側は100→100に設定して下さい。
④レイヤー2のパラメーターは↑こんな感じです。拡張角の移動形式は『イージングの23番』を使用して、中間点の左側は-360→-180に。右側は-180→-180に設定して下さい。
⑤レイヤー3のパラメーターは↑こんな感じです。拡張角の移動形式は『イージングの23番』を使用して、中間点の左側は-360→-60に。右側は-60→-60に設定して下さい。
左右の四角を作る
↑次にこちらの四角を作りましょう。
①レイヤー4~7にそれぞれ四角の図形オブジェクトを作りましょう。長さは大体20秒くらいにしておきます。
②それぞれ中間点を2~3秒付近に作ります。適当なんで自分のセンスで調整して下さい。
↑配置は私の場合はこんな感じですが、好きなタイミングで出現するように調整して下さい。
③レイヤー4のパラメーターは↑こんな感じです。X方向の移動形式は『減衰振動』を使用して、中間点の左側は-1278→-553に。右側は-553→-553に設定して下さい。
④レイヤー5のパラメーターは↑こんな感じです。輪郭追跡の描画度の移動形式は『イージングの23番』を使用して、中間点の左側は0→100に。右側は100→100に設定して下さい。
⑤レイヤー6のパラメーターは↑こんな感じです。X方向の移動形式は『減衰振動』を使用して、中間点の左側は1278→553に。右側は553→553に設定して下さい。
④レイヤー7のパラメーターは↑こんな感じです。輪郭追跡の描画度の移動形式は『イージングの23番』を使用して、中間点の左側は0→100に。右側は100→100に設定して下さい。
テキストの出現方法
テキストの出現方法は基本的に2種類しか使ってないので、一応のやり方だけ備忘録がてら記述していきます。
↑まずはこちらのテキストの出現方法ですが、さつき氏の『ぽよよーんと登場』を使用しています。
↑一番目立つ『THANK YOU FOR WATCHING』のテキストはこんな感じのパラメーターになっております。基本的に文字毎に個別オブジェクトにチェックを入れて表示速度に数値を入力すれば1文字ずつ浮き上がってくるように登場します。
↑こちらは『簡易スライドイン・アウト』を使っているだけですが、一応記述しておきます。
↑パラメーターはこんな感じです。距離と方向は好きに変えて下さい。
他のテキストも同じような方法で出現していますので、省略しますね。
大体のテキストを入れたら各オブジェクトの長さを調整して、自分の終了画面に使いたい時間にしたら作業終了です。
まとめ
って事で、一応のAviUtlでYouTubeの終了画面を作成する方法でした。
↑自作するメリットとしてはこんな風に背景を気楽に変えたり、テキストのフォントや内容を簡単に変更する事が出来る点ですかね?
特にこだわりがない人は冒頭でも説明しましたが、フリーの素材がたくさんネットで配布されていますので、そちらを使った方が効率が良いと思います。
ってな訳で、ちょっと長くなってきたので本日はここまで。
お疲れ様でした。
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AviUtlスクリプト紹介記事はこちらです。
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今回の経費&記事作成時間&日記
記事作成時間:約9時間
(MMD動画作成5時間込み)
最近、地味に難航していたYouTubeへMMD動画をアップロードする際の高画質化ですが、適当に試してみた所、普通に60fpsの2K以上の解像度で作れば高画質化する事が判明しました。
↑こんな感じで、以前のMMD動画よりも高画質化する事に成功しました。
ただ、私の環境だと普通に2Kで出力すると8000フレームを超えたあたりでMMDが止まるので、音楽ファイルを一緒に出力しないようにしたり、分割して出力しないといけなくなったりと面倒臭い工程が増えたのがネックだったりします。
出力時間もフルHDと比べると5倍以上の時間がかかりますし、製作コストが地味にあがりましたわ。
まあ、寝てる間に出力しているので今の所は実害がありませんが、7時間を超える出力時間になったらちょっと考えないといけないような気がします。
では、恒例の累計出費&記事作成時間を発表して今回は終わりにしましょう。
最後まで読んでくださった方はありがとうございました。
総制作時間:約817時間
累計支出:47,082円