イントロダクション
はい、今回は前回の記事で導入したAviUtlの基本操作を師匠達にレクチャーしてもらって覚えていこうというのが、主な目的となりますね。
とりあえず動画の読み込み~書き出しまでの簡単なやり方を教えて頂く事になりましたが、あんまり気乗りしないというのが正直な感想だったりします。
私が保守的な性格だからなのかも知れませんが……全然やった事のない事って、なんとなく踏み込むのに勇気がいるんですよね。
今は慣れたので何とも思いませんが、イラスト作成ソフトのクリスタを導入した時も使いこなせるか不安で憂鬱な気持ちでしたわ。
まあ、気が乗ろうが乗るまいがやるしかないので、さっさと始めていきましょう。
AviUtlで動画の切り貼りをしてみる
まずは、基本的な編集方法として動画の使いたい部分だけを切り取って結合していく方法を教えて頂く事になりました。
いわゆるカット編集というやつらしいです。
とりあえず拡張編集とかいうタイムライン上で右クリックすると出てくる↓下記のような画像から『新規プロジェクトの作成』をクリックします。
すると、↓下記のようなポップアップが出るので私は画像サイズを1920×1080にしてOKを押しました。
何でこの画像サイズにしたかというと、単に私が使っているPCの性能的にこれ以上のサイズにすると快適に編集作業ができないからみたいです。
師匠達の話では私が将来的にYoutubeで投稿する画像サイズも、大体このフルHDという16:9の画像比で作られていれば問題ない程度の画質を保持できるとの事でしたので、あんまり深く考えずにこの数値にしてみました。
まあ、5年以上先の未来だと2Kとか4Kあたりが主流になる可能性が高いそうですが。
ああ、あとフレームレートの方もヌルヌル動かしたいなら60fpsあたりで設定した方が良いみたいですが、私は全然こだわりがないのでデフォルトの30fpsにしておきました。
映画なんかは秒間24コマの24fpsで作られていますし、30fpsもあれば問題ないでしょう。
って事で、そろそろカット編集の方をしてみるとしますか。
拡張編集のタイムラインに使いたい動画をドラッグ&ドロップして入れると、↓下記のような画像となります。
レイヤー1が動画部分でレイヤー2が動画に埋め込まれている音声部分らしいです。今回は音声はいらないので左クリックで選択した後キーボードのdeleteキーを押して消します。
で、肝心のカット編集の仕方ですが、基本的に↓下記画像のように使いたいフレームまで赤い縦線をクリックなりドラッグなりして移動させてキーボードの『S』キーを押すとその場で分割されるみたいですね。
要らない部分は左クリックで選択した後キーボードのdeleteキーを押して消して、必要な部分だけが残ったらドラッグしてくっつければ基本的なカット編集は終了となります。(↓下記画像参照)
基本的にこれを繰り返していって数分~数十分の動画を作っていくとの事ですが、10分以上の動画を作る場合はAviUtlの挙動が怪しくなってくるので、いっぺんに作ろうとせず、幾つかのパートに分割して作成してからmp4ファイルに出力し、新規プロジェクトで結合した方が効率が良いらしいです。
※かなり長い動画をカット編集する時には別途プラグインを入れた方が良いそうですが、短い動画だったらこの方法で大体やれるそうですよ。
AviUtlでmp4形式の動画を出力してみる
では、前の項で適当にカット編集した動画をmp4という形式で出力してみようと思います。
ちなみにmp4とはMPEG-4とかいう動画圧縮規格の一つで、この形式で出力する事で容量が軽くて高画質な動画が出来上がるという仕組みらしいです。
※一応、AviUtlで無圧縮の高画質動画も出力できるようですが、アホみたいに容量をくうので特に理由がない限りはやめた方が良いとの事です。
まあ、初心者は深く考えずにmp4で圧縮していれば特に問題ないらしいので、さっそく出力してみましょう。
まず、一番最初に範囲設定をします。これを忘れると意図しないタイムラインの場所まで圧縮してしまうようで、初心者は特に気を付けた方が良い点だそうです。
※本当は3分で終わりにしたい動画なのに、範囲設定をしなかった為にその後5分ほど真っ黒な画面が出力されるといった事になるみたいですから注意が必要です。
範囲設定の方法ですが拡張編集のタイムライン上で右クリック→『範囲設定』→『最後のオブジェクト位置を最終フレーム』を選択すると、自分で設置した動画素材や音楽素材等の最後までを圧縮する設定になります。
次はAviUtlの左上部にある『ファイル』→『プラグイン出力』→前の記事で追加した『かんたんMP4出力』を選択します。(↓下記画像参照)
すると、ポップアップで保存場所を聞いてくるので、自分で出力したい動画を格納する場所と好きな名前を付け、『ビデオ圧縮』ボタンを押します。(↓下記画像参照)
↓下記画像のようなポップアップが出現しますので、自分の好きなように設定してOKを押します。
画質は100、音質は192Kbpsが最高値ですが数値が高くなるほどに出力される動画の容量が大きくなるようです。何回か試してみて、自分で妥協できる範囲で画質と音質を落とした方が効率良く圧縮できますので、適当に試行錯誤してみてください。
私は面倒臭いので全部デフォルトの数値にしています。
ちなみに、ハードウェアエンコードの欄にチェックを入れるとグラフィックボードを搭載しているPCの場合は高速&省エネで圧縮してくれるみたいです。
※私も今まで知りませんでしたが、実は現在使用している(師匠が数年前に組んでくれた)PCにも人知れずグラフィックボードが載っていたそうで、試しにハードウェアエンコードしてみたら普通に圧縮できました。
ってな訳で、かんたんMP4の設定が終わったら最後に『開く』ボタンをクリックすると圧縮を開始します。(↓下記画像参照)
これで、カット編集&mp4に圧縮して出力まで終了しましたが……思ったよりも作業自体は単純です。
ただ、慣れていないのもあって時間はかなりかかりました。
う~ん。実用域にまで習熟するのはいつの事やらって感じですね。
まあ、マイペースで頑張ってみようと思います。
本日もお疲れ様でした。
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今回の経費&記事作成時間
約4時間
(師匠によるAviUtl講座込み)
本日から本格的に動画制作技術を叩き込まれる事になりましたが、理詰めで制作できそうな感じなので今の所イラストを描くよりは向いているような気がしています。
では、恒例の累計出費&記事作成時間を発表して今回は終わりにしましょう。
最後まで読んでくださった方はありがとうございました。
総制作時間:約197時間
累計支出:17,080円
※リライト済みの記事です。