イントロダクション
今回はAviUtlの『アイテム内音声波形』というプラグインを使って、レイヤー内のオブジェクトに音声波形を表示させたり、レイヤー内のオブジェクトの名称がスクロールアウトしないようにできる方法を記述していこうと思います。
↑メイン機能の方は、こんな感じで拡張編集の中に置いたレイヤー内の音声オブジェクトに音声波形を表示させる事が出来ますので、編集点とかを見つけやすくなります。
BGMのループ処理等の音楽編集をしたり、効果音を付ける時のタイミング調整、その他には音MADを作ったりする時に役に立つんじゃないかと思います。
↑サブ機能の方はレイヤー内に配置したオブジェクトの名前がスクロールしても消えないようにできるという優れものです。
私はあんまり音楽編集とかしませんし、音MADとか作った事もないので個人的にはこちらの機能の方をよく使う感じです。
↑通常はアイテム名は右にスクロールすると消えてしまう為、何のレイヤーなのかを忘れる事がよくあったりするので、このあたりを予防する事が可能となります。
↑一応、左側にあるレイヤー名を右クリックから変える事で、何のアイテムなのか識別する事もできるんですが、いちいち名前を入れるのも面倒臭かったので、このあたりの作業を軽減する事ができる訳ですね。
ありそうでなかった便利機能ですわね。
使ってみると意外な程に活躍しますのでお薦めです。
このプラグインを導入する事で、タイムライン上のファイル名が解らなくなってアイテムを見失う可能性が格段に減ります。
※ただし、タイムラインに配置するアイテムに適切な名前が付けられている場合ですが。フリー素材なんかを訳の解らない数字とかのまんま管理している場合、余計に混乱するかも知れませんので注意して下さい。
音声の編集をあまりしないという方でも、とりあえず入れておくと便利なプラグインです。
ってな訳で、今回はプラグインの導入~使用方法をざっくり記述していきますので、興味のある方は読んでいって下さいませ。
最後まで読んでいって下さると嬉しいですわ。
アイテム内音声波形の導入&基本的な使用方法
アイテム内音声波形の導入方法
まずは、こちらの配布ページからリンクを辿ってプラグインをDLしていきましょう。
↑配布ページを下の方にスクロールすると『最新バージョンをダウンロード』というリンクが出てくるのでそこを選択して下さい。
↑ページの下の方にAssetsという項目がありますので、一番上のzipファイルを選択するとDLが始まります。
↑ZIPファイルを解凍すると5つのファイルが入ってますが、使うのは『ShowWaveform.auf』と『ShowWaveform.ini』の2つです。
↑『LevelMeter.auf』と『LevelMeter.ini』をAviUtlフォルダ内の『Plugins』フォルダに入れれば導入完了です。
AviUtlを起動している場合、再起動しないと反映されませんので注意して下さい。
テキスト関連の基本的な使用方法
↑導入した段階でレイヤー内に配置したオブジェクトの名前がスクロールしても消えないようになりますが、詳細設定をする方法も一応記述しておきましょう。
↑上部メニューの『表示』→『アイテム内音声波形の表示』を選択して専用ウィンドウを呼び出して下さい。
↑テキスト関連の設定項目は下の2つだけです。
↑『テキストを表示』のチェックを外すと、これを書いている時点でのVersionだと音楽ファイルのみレイヤー内のテキスト文字が消えます。
他の画像とか図形とかのオブジェクトのテキスト文字は消えません。
なんでこういう仕様なのかというと、後述するアイテム内音声波形を表示させた時にテキスト表示があると邪魔だからみたいですね。
↑こんな感じでオブジェクト内にテキストがあると音声波形が見えにくいんで、必要に応じて適当にチェックを付けたり外したりしてONOFFを切り替えて下さい。
↑『テキストをスクロールしない』のチェックを外すと、機能がOFFになって通常の仕様に戻ります。(スクロールするとテキストも消えるようになります)
アイテム内のテキストに関してはこれくらいなので、次はメイン機能のアイテム内に音声波形を表示させる方法を記述していきましょう。
アイテム内音声波形の基本的な使用方法
↑アイテム内音声波形は音声ファイルにしか機能しませんので、とりあえずタイムラインに何でも良いので音声ファイルを入れてから作業をしましょう。
↑次に前項で出したアイテム内音声波形のウィンドウから①『音声波形を表示』にチェックが入っている事を確認して、②『すべてのアイテムを更新』を選択すればレイヤーに置かれている全音声ファイルの波形が表示されます。
↑最後に③『縮小率』をいじって適当に自分好みの大きさの波形にすれば完了です。
逆に音声波形を消したい場合は『すべてのアイテムの波形を消去』を選択すれば全部のレイヤーの波形が消えます。
『選択アイテムを更新』と『選択アイテムの波形を消去』はタイムライン上で選択中の音声ファイル1つだけの波形を表示させたり消したりできますので、適当に使い分けして下さい。
↑『フレーム増』と『サンプル増』の数値を上げると音声波形生成時の負荷が軽くなる代わりに波形の精度が低下するらしいので、PCの動作が怪しい時は調整してみると良いかも知れません。
↑『表示タイ』と書かれている項目は多分、表示タイプの事ですかね。0~2の3タイプの音声波形が選べますので、好きなものを選択して下さい。
↑更新モードは0、1、2の3つが選択可能で、0だと音声波形は自動更新されません。
更新モード1にすると一度音声波形を作ったオブジェクトを編集した際に自動更新されるようになります。
更新モード2にすると全音声ファイルに対して音声波形が最初から生成され、編集した後も自動更新されるようになります。一番便利なモードですが、PCに対する負荷も一番重いです。
って事で、『アイテム内音声波形』プラグインのざっくりとした使用方法でした。
音声波波形はともかく、レイヤー内のオブジェクト名がスクロールアウトしないようにする機能は汎用性が高いので、入れておいても損はないプラグインだと思います。
次項もお時間のある方は読んでいって下さいませ。
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今回の記事作成時間&経費&日記
記事作成時間:約4時間
支出:1,620 円(キーボード代)
前回の記事でも書きましたが、今まで使ってきたPCのキーボードがヘタってきて幾つかのキーが入力しにくくなってきたので新しいものを買う事にしました。
って事で、近くの電気屋に行って適当に見本を触ってみて、そんなに悪くなさそうな打ち心地だった上記のシンプルなキーボードを1600円ちょいほどで購入しました。
まあ、アマゾンとかの通販だと1,000円くらいで買えるんですけど、記事のストック&blenderの修行を並行して行っている関係で、作業が全然進まなかった事もあり、一刻も早くまともに使えるものが欲しかったんで、ちょっと割高でしたけど仕方なく買ってきた感じだったりします。
流石に壊れたキーボードでの作業は苦行すぎますからね。
これからは機材の異常を感じたら、さっさと最安値の所から買おうと誓った今日この頃です。
今まで師匠に貰ったそこそこ高いキーボードを使ってきたので、安物はどうなんだろなーと内心では地味に心配でしたが、家に帰ってきて使用してみたら思った以上に使いにくかったです。
前のキーボードは静音仕様だったので、殆ど音がしませんでしたが、こちらはちょっと音が響きます。
あと、各キーの高さが前よりもかなり低いのでタイピングしているような感じが薄くて、なんか変な感じです。
あとは無駄にピカピカ光らないので目に優しい所が長所と言えば長所かも知れません。
ぶっちゃけ、かなり違和感が凄いんですけど、その内に慣れるでしょう。入力できないキーボードよりはマシです。
何にせよ、あんまり高い買い物にならなくて良かったです。
では、久々の支出もあったという事で、最後に恒例の累計出費&記事作成時間を発表して終わりにしましょう。
総制作時間:約2280時間
累計支出:74,462円