イントロダクション
約1年に渡って裏でやり続けた資格取得の為の勉強地獄ですが……
この度、ようやく終わりを告げました。
割と特殊な資格ばかりだったので非常に大変でしたわ。
これが自動車免許とかの一般的な資格で、自分がお金を払って取ったものだったらブログのネタとして記事にも出来たかも知れませんけど……
流石に職場でお金を出してもらって取った資格の概要や勉強方法なんかはブログに掲載できませんでした。
一応は社会人なので公私はきちんと分けないといけません。
って事で、資格取得の勉強地獄を終え、ようやく時間が出来た訳ですが……なんというか、忙しすぎる日々の反動で『もはや何もしたくない症候群』にかかっていました。
この前、ちょっと旅に出て帰ってきたら即座にコロナになって寝込んでたんですがね……数日間寝て起きたら、なんか全てのモチベーションがなくなってたりしました。
多分、五月病みたいな感じなんでしょう。
一気に欲望を開放して遊び狂うのではなく、徐々にストレス発散してソフトランディングさせた方が良かったかも知れません。
まあ、何を言った所で後の祭りですが。
何でしょうかね……この『何もせずにゴロゴロ寝ていたい衝動』は。
スマホゲーを引退した時に体験した燃え尽き症候群とも、また違った感覚の衝動ですわ。
この怠惰感。もはや、Wordpressを開いてもブログを一文字たりとも書きたくないと私の中の魂が訴えかけてくるレベルだったりします。
とはいえ、このままブログを放置しておく訳にもいきませんので、リハビリを兼ねて文章を書こうと思った次第なんですが……一人だとどうにも書く気がおきないので師匠達のアトリエにお邪魔させてもらって監視ありでの作業となっております。
いやー、家で数時間くらい何か書こうと頑張ったのですが、あまりにもやりたくなくてアマプラで動画を見たり、電子書籍を見たりといった感じで全然作業が進みませんでしたわ。
って事で、今回はリハビリ回という事で私が旅に出てプチ遭難した時の話でも備忘録がてら書いていこうかと思います。
もしも興味のあるという奇特な方がいらっしゃれば暇潰しに読んでいって下さいませ。
宜しくお願い致します。
無計画に旅に出たらプチ遭難した話
まず最初に何で旅に出たかという理由ですが。
前のブログの日記にも書いてますけど、上からそこそこ高難易度の資格取得3つを言い渡され、1年ほど地獄みたいな資格勉強をしてたんですよね。
で、ちょっと前に全部取得終了したので、溜まりに溜まったストレス発散がてら私の事を誰も知らない場所に旅に出たくなったので行ってきた感じです。
まあ、これが原因で『もはや何もしたくない症候群』になった事を考えると、旅に行かないでブログのテーマを有料版に変えて色々と進化させたり、Live2Dのモデル作成とかしていた方がマシだったような気がしますが、旅自体は割と面白かったので良しとしましょう。
ちなみに今回は約13日間の日程で北は青森あたりから南は名古屋あたりまで、基本は電車移動と徒歩で、日程中の2日間だけはレンタカーを借りて適当にドライブしてきた感じです。
一応、暦的には梅雨の時期ではありましたが、旅行中はそんなに雨は降らなかったので割と運が良かったんじゃないかと思います。
宿泊先に関しては基本的に無計画な旅程でしたので、昼過ぎくらいからスマホで調べたり、立ち寄った先の店の人に教えてもらったりといった感じで適当にネット予約か飛び込みで決めてましたね。
ビジネスホテルや旅館、カプセルホテル、民宿なんかにも泊まりましたが、土日でどこも入れなかった時はネット喫茶で寝るか、深夜営業をしている飲食店で朝までぼ~っとウトウトしてたりしました。
まあ、このあたりは計画を立てて旅行したい人にとっては結構なストレスになると思いますが、私自身は無事に宿がとれるかどうか解らないといったスリルや非日常感は味わえたので結構面白かったです。
食事に関しては普段は『食べられれば何でも良い』といったスタンスで生きている私ですが、流石に旅行先では地元の名物を食べるかなーという事で、立ち寄った先の店で聞き込みをしながら色々と食べてきました。
まあ、味覚は人それぞれ違うので仕方がありませんけど……
ネットで評判の行列に並んだ割には全く美味しくなかったり、人伝に聞いて行ってみた知る人ぞ知るといった、あんまり人がいない古びた店の料理がとんでもなく美味しかったりといった感じで個人的に興味深かったです。
ああ、あとはふらっと立ち寄った個人経営の飲食店で『何か珍しいものください』って頼んでみたら聞いた事もない謎の生き物の肉とか昆虫食が出てきたりもしましたが…とりあえず私は今も生きています。
味に関しては食べなれないものな上にビジュアル的にマイナス補正がかかっていたので、ぶっちゃけウナギよりも高いお金を出した割には美味しくはなかった……というか、ほとんど罰ゲームに近かったのですが、思い出を買ったと思って納得しておきました。
こういった失敗も旅の醍醐味というやつです。
ただ、知らない店で珍しいものを注文するのは2度とやってはいけない事だと私は心に刻みました。
皆さんも注意して下さい。
で、そろそろ本題のプチ遭難をした話をしていこうと思いますが、実は2度やっています。
※まあ、最初のは遭難というよりは、電車の本数が異常に少ない秘境駅に知らずに降りて長時間拘束された話となるので、別に大した事ではなかったんですが個人的には旅の中でも印象に残ったエピソードなので、備忘録がてら書いていきます。
東北あたりを旅していた頃、朝から電車を適当に乗り継いでいて段々と腰が痛くなってきたので、そこらの駅に降りて運動を兼ねて周囲の散歩をしてから、2~3本あとの電車に乗るかーといった感じで何も考えずに降車してみたら、まさかの無人の秘境駅でした。
時刻表を見た所、なんと1日に数本しか電車が来ないという、なかなかにヤバイ所でして。
まだ昼前なのに次に来るのは日が沈んだ後という、都会ではまず見ないタイムスケジュールに私は地味に絶望しました。
……と、いうのもこの時の私は食料とか水を全然持ってなかったんですよね。
その上、この日は朝から飲まず食わずでここまで来ていたので、この時点でかなり飢えと渇きがやばい感じでしたわ。
最悪、駅の自販機でジュースくらいは買えるだろうと思ってたんですが、なんとここには自販機自体が存在しませんでした。
まあ、このレベルの秘境駅に自販機を設置してもメンテや補充が大変でしょうし、採算がとれないでしょうから、仕方がありません。
その後。駅から出て、人がいる所を探すのも選択肢の一つとしてありましたが、スマホの電波もろくに届かない場所ですし、下手に駅から離れて道に迷うと本格的に遭難する可能性がありますので、私はリスクを取らずに飢えと渇きに耐えて駅でじっとしている方を選びました。
本当は駅から出て散歩とかして時間を潰したかったんですが、ここで体力を消耗して水分を失うと脱水症状になる可能性もありますし、私はバッグに入れていた100均で買ったレジャーシートをあんまり迷惑がかからないような駅舎の隅っこの方に敷いて、その上に座ったまま寝る事にしました。
※一応、駅の中にベンチ自体はあったんですが、なんか全部グラグラしていて、もし壊れると怪我したりとか鉄道会社に連絡しなきゃいけなくなったりとか面倒臭い事になりそうだったので、地面に座る事にしました。
経験上、こういった時に起きていると不安と飢えで心身にストレスがかかりますので、ただ単に時間を潰すだけだったら、さっさと寝るに限ります。
最も、ここで寝過ごして次の電車を逃がすと地味に生死に関わるので、スマホのアラームは電車が到着する30分前にセットしておく事も忘れませんでした。
……とは言っても、座った状態なので完全に熟睡する事は難しく、少しウトウトしては目覚めるといったルーチンを10回ほど繰り返したぐらいで時間になりましたので、結局アラームは使いませんでしたけどね。
ちょうど夕暮れの時間に目が覚めたので、駅のホームに出てぼ~っと沈みゆく太陽を眺めてたんですが、そういえばもう何年も夕焼けの太陽とかまともに見てなかったなーと思い出して、なかなかに感慨深かったのを記憶しております。
その後。日が暮れて周囲が真っ暗になった頃にようやくやってきた電車に乗り込み、それなりに栄えている駅まで乗り継いでから、駅ビルのレストランで8,000円分くらい暴飲暴食し、ビジホに飛び込みで宿泊して翌日のチェックアウトぎりぎりまで寝て過ごしました。
思えば、腹がはち切れんばかりに食事をしたのも久し振りでしたわ。
って事で、これが最初のプチ遭難の概容です。
教訓としては、駅はちゃんと調べてから下りないとヤバイ事になるといった所でしょうか。
地元ならまだしも、知らない土地で安易に電車から降りるととんでもない事になる事もありえます。
特に田舎の方はヤバイです。
で、次のプチ遭難事案ですが、こちらは気まぐれに降りた田舎の駅で遠くまで散策してたら道に迷って帰れなくなった話となります。
いや、『またかよ!』とか『少しは学習しろ!』ってな感じの文句が来そうな感じですが、違うんですよ。
今回の駅は前回の反省から、降車する15分前にスマホでちゃんと調べました。
田舎とは言っても、少なくとも1時間に1本は電車がくるぐらいには栄えている場所で、ちゃんと歩いていける位置に飲食店や色々な店舗なんかもあります。
これなら前回のようにプチ遭難状態になる事はないと考えるじゃないですか。
で、まだ午前中だった事もあり、2~3時間くらい散歩するぐらいなら丁度いいかなーと思って降りてみたんですが……この決断がこの旅で唯一の野宿へと繋がるとは当時は思ってもいませんでした。
駅からちょっと離れた場所で食事を済ませて、ついでにそこの店員さんに地元の名所について訪ねてみた所、2時間くらい歩くと地元民だけが知っているという秘密の名所があるとの事だったので、中二病の心を刺激された私は散歩を兼ねて行ってみる事にしたんですよね。
一応、出発前に前回の反省を生かして、古びたスーパーから何かあった時の為に非常用のカロリーメイト(賞味期限がちょっとヤバかった)を2箱と500mmの水2本を買って鞄の中に突っ込んでおきます。
まあ、直線距離で10キロ弱ですし、疲れたら帰りはタクシーでも呼べばいいかといった感じで、気楽に歩き始めたんですけど……
スマホのマップに騙されました。
愚直にアプリを信じて目的地を目指してテシテシ歩いてたんですが、今思えばなんか変なルートだったんですよね。
歩いている内に段々と文明がなくなっていき……何か道も舗装されていないものに変わっていって、山の中に踏み入り、遂に道らしい道が消失して3分後。
『これ、マズイんじゃないだろうか』と思い始めて改めてスマホの画面を見てみたら、なんと電波が途切れて圏外となっていました。
いつ圏外になっていたのかは解りませんが、マップも機能しなくなっていて自分がどこにいるのかが完全に解らなくなってしまった訳ですね。
最悪、スマホのGPSのマップで帰れるだろうと高をくくってたんですが、完全に裏目に出ましたわ。
見渡す限り人工物が全然見当たらない場所で、暫く休憩を兼ねて途方に暮れていたのですが、前回の秘境駅と違って自分で動かないと事態が好転しませんし、仕方なく電波を探して動き回る事にしました。
せいぜい駅から2時間程度しか移動してない筈ですし、3~5分ごとくらいにスマホのマップを見てたので、ちょっと移動すれば電波が届くだろうと考え、この時はそんなに深刻にならずに気楽に考えていたんですけど……
覚えている限りの道を逆に辿ってみたんですが、全然圏外から回復しないんですよね。
20分くらい逆走してみても圏外状態でしたので、もしかしたら違うルートを選んでしまった可能性があります。
それからは割と地獄でした。
1時間くらい歩いては30分ほど休憩し、チビチビと水を舐めたりカロリーメイトを齧ったりしながら電波探しをしていたんですが、3時間ほどかかっても全くスマホの電波は捕まりませんでした。
先程まで電波が届いていた事を鑑みると、こんなに移動しても圏外状態を維持するとは考えられないので、もしかしたらスマホが壊れたのかなーという可能性に行き着き、色々と考えた結果、自力でマッピングをしながら帰る事を模索する事になります。
スマホのバッテリー自体はモバイルバッテリーから充電をすれば3日かそこらは保つはずですので、日が出ている内は電源を付けたまま電波を探す事にして、私はメモ用紙を取り出して手動マッピングをする事にしました。
まあ、道に迷った時点で駅から8キロかそこらぐらいしか離れていない筈ですので、その後に動き回った事を考えても最悪15~20キロ以内には人里が存在するのは確かです。
とりあえず鋪装された道さえ見つければ人里には戻れるので、現在地を中心にして円状に徐々に探索範囲を広げていく方針に切り替えました。
それからは岩とか木に目印を付けながら簡易的なマッピングをしたり、たまにスマホを出して電波を探したりしていたんですけど、結局は道らしい道を探し当てる前に太陽が沈み始めたので、仕方なくその日の探索行動は中止する事になります。
周囲に全く街灯の類が存在しないので暗くなると身動きがとれなくなりますし、暗闇で無理に動くと怪我をして詰みますから、見晴らしのいい高台を探してから、この日は野宿をする事に決めました。
ちなみに野宿先に高台を選んだのは、夜になれば人がいる所には大なり小なりの光が灯るからですね。
光の方向さえ解れば人里にまで辿り着けるんで、それを確認する為には見晴らしの良い高台がいいんじゃないかと考えた訳です。
マッピングしながら小一時間ほどかけて丁度いい場所を見つけた後は、地面にレジャーシートを敷いて大きめの石を重しにしてから私は横になる事にしました。
ほどなくして完全に日が沈むと予想通り遠くに光が見え始めたのを確認して、物凄く安心したのを覚えています。
なんというか、ここまで電波が届かない事を考えると都市伝説の異界駅みたいな感じで変な場所に知らない内に飛ばされた可能性もありましたからねー。
内心、かなり不安でしたわ。
って事で、光が灯っている大体の方角をマッピングして明日はあっちの方に行くかーという事で方針も決まりましたので野宿の準備を始める事にしました。
とは言っても、別に焚火をしたりとか木の枝でシェルターを作ったりといった事はしませんので、ただ単に残った水をチビチビ飲んでカロリーメイトを1本食べたぐらいですけどね。
あとは防寒対策です。
暦の上では初夏ではありますが、アスファルトもない土と草しかない場所なんで日が沈むと気温もそこそこ低く、本気で寝ると低確率ではありますが凍死するやも知れません。
一応、防寒用のエマージェンシーブランケットと雨が降った時用のレインコートがバッグに入ってましたので、それらを着込んで寒さ対策もしておきました。
その他の懸念材料としては野犬とかの野生動物に襲われる可能性ですが、こちらは何かあった時にすぐ逃げられるように朝まで起きているくらいしか対策を取りようがありません。
そういう訳で、眠気覚ましを兼ねて体を温めるべくラジオ体操もどきをしたり、汗が出ない程度の緩い体操をしたりしながら朝が来るのをひたすら待ち続けました。
まあ、途中で疲れたら座って休んでましたんで、一晩中体操していた訳ではありませんけどね。
いやはや、個人的に人生で一番長く感じた夜でしたわ。
朝になって出発前にハンガーノック対策で残ったカロリーメイトを食べ、水をちょっとだけ飲んで昨夜見えた光の方向へと歩き出しました。
マッピングをしつつ3時間弱ほどダラダラ歩いてたら、遂に鋪装された道路を発見し、その道を辿って行ったら昨日出発した駅に到達する事が出来ました。
ってな訳で、これが2度目のプチ遭難の概容となります。
ちなみに私のスマホは大方の予想通り故障していたようで、駅に着いても未だに圏外状態のままでしたとさ。何か色々と挙動がおかしかったので前兆はあったんですけどね。※今は新品に交換済みです。
旅に出ようとしている人はスマホのコンデションに注意が必要です。
可能なら圏外でも使える地図アプリとか事前に入れとくと良いでしょう。
まあ、プチ遭難したおかげで都会ではまず見られない美しい星空が見れたのだけは良かったです。
もっとも、心理状態的に悠長に自然の美しさを堪能する余裕はありませんでしたけどね。
さて。
旅を終えた感想ですが精神的なストレス自体は割と発散されましたが、肉体的な疲労は爆発的に増大しました。
プチ遭難中は精神もマッハですり減ってましたけど、喉元過ぎれば熱さを忘れるという諺通り、終わってみれば面白い体験をしたと思っております。
尚、旅から帰ってきた直後にコロナにかかって地味に死にそうになったりしたんですが、この旅で体力を消耗しまくったのが要因の一つだったような気もします。
旅に出て良かったかどうかという話で言うと、客観的にはデメリットてんこ盛りだったような気がしますけど、お金に変えられない貴重な体験もできましたので個人的には5年に1回程度なら行ってみてもいいなーというのが私の感想です。
って事で、本ブログでは珍しい雑記でした。
次項もお時間のある方は読んでいって下さいませ。
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今回の経費&記事作成時間&日記
記事作成時間:約4時間
久し振りに長時間キーボードを打ってみましたが、かなりタイピング速度が遅くなっていて悲しくなってきた今日この頃。
まあ、ここ最近は仕事以外じゃ全然キーボードに触ってませんでしたし、仕方がありません。
これからの予定ですが、1年くらい殆どブログをほっぽり出していた感じなので、ちょっとずつ手を入れていこうとは考えております。
……とはいえ、現在モチベーションがあんまりないので資金自体はありますけど、有料テーマに変えるとかできない感じです。
なんというか、今まで資格の勉強で新しい知識を詰め込みまくった反動で、やった事がない新しい事とかやりたくないんですよねー。
今現在、知識欲とかが皆無な状態となってしまっているので、新しい事を覚える面白さよりも面倒臭さが勝ってしまっているような感じですわ。
経験上、このあたりのモチベーションは時間経過でしか回復しないので、私のやる気が出るまでは新記事をボチボチ書いていくぐらいしかしないと思います。
とりあえず、次の記事のシリーズを書いたらこれからのブログの方向性を師匠達と相談してみるつもりですので、色々と考えてみますね。
では、最後に恒例の累計出費&記事作成時間を発表して終わりにしましょう。
総制作時間:約2580時間
累計支出:122,929円