イントロダクション

この度、5か月ほど前に交換したばかりのシリコンパワー製のSSDが壊れました。
↑ちなみに私が買って問題を起こしたのはこいつです。
特に世間のレビューの評価も悪くない至って普通のSSDといった商品だったのですが、どうやら外れ個体を引いてしまったようですわ。
って事で、今回は日記がてらSSDが壊れて色々と大変だった時の話を記述していこうと思います。
もしも興味のあるという奇特な方がいらっしゃれば暇潰しに読んでいって下さいませ。

宜しくお願い致します。
シリコンパワーの製品が嫌いになった話

事の発端
私が使っているPCは師匠達のお古のパーツを使って組み上げられていますので、基本的に使用年数はともかく世代が古いみたいなんですよね。
中でもSSDは使用年数的には5年も使っていないんですが、製造されたのが10年以上前の代物だという事でボチボチ交換した方がいいかもねーみたいな話を師匠にされたのが全ての発端だったりします。
なんでも、SSDというのは予兆が全然ないのに唐突に壊れる事があるそうで。
暫く師匠達のジャンク倉庫で眠っていた10年以上前のSSDなんて、もうそろそろ寿命を迎えてもおかしくないといった話をされたら、もう交換するしかないじゃないですか。

って事で、適当に調べてAmazonで注文したのが↑SATA接続のちょっと古いカード型SSDだった訳です。

昨今だと↑上記のM.2のスティックタイプのSSDの方が読み書き速度が速いので主流になっているんですが、私が使っているマザーボードは世代が古いので専用のソケットみたいのが付いてないという事で、カード型を選択する他ありませんでした。
まあ、2025年の7~8月くらいにマザーボードやCPUとかの部品をまとめて交換予定なんで、1年くらいの繋ぎとして使えればいいやと思って適当に安めのSSDを注文したのが、今にして思えば最大の失策でしたわ。
各所のレビューも至って普通で、サクラチェッカーを通して調べても特に問題なさそうだったので注文してみたのですが……この後、普通に問題が起こりました。
シリコンパワー製のSSDに交換したら速度が遅くなった
って事で、古いSSDからシリコンパワー製の新しいSSDへクローン処理をしてPCに接続してみた所、体感で解るくらいに動きがモッサリするんですよね。
なんというか、クリックとかする度に0.1秒とかのタイムラグを挟んで動き出すみたいな感じで、かなり気持ち悪い操作感になってしまいました。
ちなみに10年以上前のSSDよりも、カタログスペック的には新しいSSDの方が容量や読み書き速度が上の筈なんですけど……どうしてこうなった?
多分、部品同士の相性とかそんな感じのやつかなーと思って、とりあえず使えるからまあいいやって感じで放置してたんですが、
これが地獄の始まりでした。
SSDにOSを入れているパソコンの場合、電源を入れたら通常は数十秒~1分くらいで起動するのが普通だと思うんですが、このSSDをシリコンパワー製に交換してから2か月後に5分くらい待たないと起動しなくなりました。
この起動時間は現実の時間経過と共に段々と遅延していき……最終的に5か月目にして20分以上待たないとPCが起動しなくなった訳です。
初期のHDDパソコンでもここまで起動に時間かからないんじゃないかというレベルの待ち時間です。
この頃になるとPCでの作業中にフリーズする事も多発し、まだセーブしてなかったデータなんかも幾つか吹っ飛ぶ事態にも発展してきており……
遂に、私のストレスは頂点に達しました。
パソコンの不調の原因を探してみた
流石にこんなもの使えるかレベルでPCが不調になった為、師匠監修の元でパソコンの分解をしてみる事になりました。
※ちなみに以前の記事でも書いたような気がしますが、私が今使っているPCケースは師匠が趣味で作った試作のワンオフ品な為、設計者本人も図面を見ながらじゃないと開けられない面倒臭い仕様となっております。
尚、この時点では何が原因なのかは解ってなかったので、師匠の指示で最小構成でパソコンを動かしてみたりして検証を重ねてみた結果、動きがおかしくなった理由が2つある事が判明します。
一つ目は御存知のSSDです。
試しに前のSSDに戻してみたら30秒で起動しましたわ。
一応、CrystalDiskMarkという測定ソフトでSSDの転送速度とかが測れるのですが、シリコンパワー製のSSDの方はどうやっても測定できなかったので、よく解りませんが測定不能なレベルで壊れていたっぽいです。
師匠も、こんな状態のSSDは初めて見たと言っていたので、結構レアな症例なのかも知れません。
次に、二つ目の原因はPCのメモリです。
実はSSDを交換した時に、ついでにメモリを2枚買って増設してたのですが、スロットに4枚のメモリを全部差すのはあまり宜しくないらしいんですよね。
知識がなかったので増設すればするほどメモリがパワーアップするのかと思ってましたが、必ずしもそうなるとは限らないそうです。
特にスペックの違うメモリを混ぜて使う場合、低スペックな方のメモリに他の全メモリが周波数を合わせる形になるので速度が鈍ったりプチフリーズとかを起こしやすくなるみたいなんですわ。
どうやらPC不調の8割はSSDが原因みたいですが、実は残り2割はメモリ増設が原因みたいです。
色々と検証してみた所、元々使っていた古いメモリ2枚だけを差した状態が一番反応速度が良く、新しい方を2枚だけ差した状態だと体感できるレベルで動作がカクつく事が確認できたので、十中八九新しいメモリが悪さをしている事が解りました。
で、問題のこの追加したメモリ。

シリコンパワー製でしたわ。
……おのれ、シリコンパワー。
自分で選んで買ったので自業自得とはいえ、どこまでも私の邪魔をしてくれます。
そもそも今現在使っている10年前くらいのメモリよりもカタログスペックが高いくせに、なんで実装したら実感できるレベルで動作が遅くなるのか理解不能ですわ。
初期不良の外れ個体に当たってしまったのか、或いはパーツの相性もあるのかも知れませんけど、流石に2連続で外れを引くとメーカーに対する疑惑の目を向けざるを得ません。
って事で、何度やってみても4枚差しだと度々プチフリーズを起こしてメンドクサイのでシリコンパワー製の2枚のメモリは現在外して保管しております。
本当なら返品してお金を返してほしいくらいですが、流石に5か月前となると商品の交換はできても返金対応は無理だろうという事で、私はもう諦めました。
どうせ数か月後にはマザボ交換するので、DDR3の古い仕様のメモリとか使えませんから商品交換の手続きをするだけ労力の無駄です。
まあ、そこまで高額商品でもないので勉強代だと思って泣き寝入りしておく事にしました。
クルーシャルのSSDに交換してみた結果
メモリの方は特にそこまで酷使するような使い方はしていないので、当面は2枚差しで良いとして、とりあえずはSSDの方を再交換する事になりました。
一番最初のSSDでも別に使えない事もないんですが、120ギガくらいしか容量がない上にいつ壊れるか解らない骨董品でもあるので、色々と考えた結果……さっさと交換した方がいいという結論に至った次第でございます。
↑って事で、近くのPCショップで買ってきたのがこちらの師匠お薦めのクルーシャル製のSSDです。
容量は1TBと以前のシリコンパワー製の約2倍となっておりますが、これはクローンを作るのに同じ容量のSSDを使うとエラーを起こす可能性がある為です。
基本的にコピー元よりもコピー先のSSDの容量が大きい方が良いという事なので、こちらの1TBのものを購入してみました。
↑クローン作製にはこちらのデバイスを使用します。
新旧のSSDをセットしてボタンを押すだけでOSが入っているSSDでも普通にクローンできますので、面倒な設定がいらない結構便利なデバイスです。
……が、ここで再び問題が発生しました。
コピー元のシリコンパワー製SSDの転送速度が終わっている為、通常なら10分かそこらでクローンできる筈なのに、なんと作業終了までに20時間近くかかりました。
あまりにも進行が遅いので寝てたら、朝起きる時間になっても動いていてビックリしましたわ。
実はエラーでも出て止まってるのか、それともまだ正常にクローン中なのか判断がつきかねる状態でしたが、とりあえず作業進行中のランプは付いてたので、更に半日ほど放置。
ぼちぼち強制終了させた方が良いんじゃないかと悩み始めた夕方くらいに作業終了のランプが点灯したので、無事にクローンが出来たようです。
せいぜいが100ギガちょいくらいしか実際のデータが入っていないSSDのコピーに丸一日かかるとか、最後の最後まで私の邪魔をしてきますね、シリコンパワー……
まあ、完全に壊れてクローンすらできないよりはマシなので私は許しますよ。(諦観)
そんなこんなで無事にクローン作製が終了しましたので、さっそく実装してみましたが……
もう全然違います。
電源を入れて起動まで20秒ほどしかかかりませんし、全然タイムラグなしにマウスとかも反応する上にプチフリーズとかも全くしなくなりました。
……いや。多分、これが一般的な環境なんでしょうが、数か月間ぐらい超劣悪な環境に身を置いていた為か感覚がおかしくなっていたような気がします。
もはや感動するレベルで超快適な環境になりましたわ。
流石はクルーシャル。安定性が桁違いです。
尚、シリコンパワー製のSSDは保証期間が3年あるので申請すれば新品と交換して貰えるのですが、すでに私の中のメーカーへの評価は地に落ちてる上に、仮に交換したとしても使い道が全然ないので、どうしようかなーといった感じです。
ストレージとしても500ギガしかないとあんまりデータも入れられませんし、作業用ドライブにしようにも、さほど読み書き速度が早くもないので効率がよくないですし、また壊れるかも知れないと思うと積極的に使いたいとも思いませんし……本当に使い道がないんですよね。
まあ、後々に何か使い道を思いつくかも知れませんし、マザボ交換時に気が向いたら交換申請を出せたら出してみるかも知れません。
最悪、半額くらいでメルカリとかに投げても良いですしね。
……って事で、個人的にシリコンパワーの製品は20年は買うまいと思うくらいに嫌な出来事でした。
改良したつもりが、実際にはお金と労力をかけて改悪していたので、精神的徒労感がヤバイですわ。
大体、私とシリコンパワー製品は相性が良くないんですよね。
昔、シリコンパワー製のUSBメモリを2本持ってましたけど、アレも発熱が酷い上に転送速度が遅すぎて使い物にならなかったですからねー。しかも、すぐ壊れましたし。
今まで4製品を購入して全部が全部ハズレとか、どうなっているんだって感じですよ。
ただ、そんなシリコンパワー製品ですが、ネット上のレビューではそこまで悪く書かれてないので、恐らく私の手元に来たものが偶々粗悪品だった可能性が高いんじゃないかと考えております。
私の師匠なんかも日立の製品とは相性が悪いみたいで、買う度にすぐ壊れるので二度と買わないと言ってますが、私自身は購入した日立製品が壊れた事が一度もないので、そこそこ信頼性の高いメーカーだと感じてたりもしますし、こういうのは人それぞれで何か見えない運命的な相性が存在するのかも知れません。
ともあれ、ここまでケチがつくと個人的に使いたくなくなるというのが人間の感情なので、本気で20年くらいはシリコンパワー製品は敬遠するような気がします。
多分、他の皆さんならここまでのハズレを引く事はないと思いますので、気になった人は購入してみて良いんじゃないかと思います。(私は責任はとれませんが。)
ってな感じで、個人的にシリコンパワー製品が嫌いになった話でした。
では、本日は以上ですね。お疲れ様でした。

次項もお時間のある方は読んでいって下さいませ。

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今回の経費&記事作成時間&日記

記事作成時間:約4時間
SSD購入費用:9,245円
現在、個人的に販売物としては暫く作らないであろう最後のLive2Dモデルの作成中です。

↑今回はアイドルモチーフの汎用モデルを予定しております。
今まで私が作った中では最も衣装差分が多く用意されたモデルですが、その分だけ読み込みに時間がかかるものとなる感じですね。
多分、テクスチャは4~5枚くらい必要になるのでしょう。
差分変更用のキーバインド設定は絶対に350種類は越えますし、非常に時間がかかりそうで今から頭を抱えておりますわ。
仕様説明用の動画を作るのも1日かかりますし、割と作業量がえげつない感じです。
多分、無事に完成しても使いこなせる人はあんまりいなさそうな無駄に高機能なモデルとなるような気がしますが、趣味的な作品なので、自己満足できればそれで良いと思っております。
とりあえず、このモデル作成が終わったら1~2週間ほどの休憩を入れた後に別の企画を開始予定なので、早めの完成を目指して頑張っていきましょう。
ゴールデンウィークまでに出品できれば良いなーと思う今日この頃。
では、最後に恒例の累計出費&記事作成時間を発表して終わりにしましょう。
総制作時間:約2615時間
累計支出:132,174円