イントロダクション
今回はAviUtlの『お気に入りフォント選択』というプラグインを導入して、使用頻度の高いフォントを即座に呼び出す方法を記述していこうと思います。
↑こんな感じで、自分が良く使うフォントを事前に登録しておく事ですぐにテキストの変更が可能になりますので非常に便利なプラグインです。
今まで、フォントを選択するのが凄く面倒でしたからね。
自分で使うフォントだけ表示ができるので使い勝手が良くなります。
AviUtlのデフォルト状態だと、PCにインストールされている良く解らないフォントが大量に出てくる為、目的のフォントを選択するのが非常に面倒臭かったりします。
目的のフォントを探索するのに数分かかる事もあったものですが……
この不毛な作業から解放されます。
ここ1年くらいはフォントを探すのが疲れるんで、エイリアスによく使うフォントをテキストごと登録して使ってましたけど、こっちのプラグインを使った方が登録が簡単ですぐに呼び出せるというメリットがある事に気付いたので乗り換えました。
って事で、単純に作業工程が大幅に減りますから、フォントを探すのが面倒な人は入れておいた方がいいと思います。
ただ、割と中級者向けのプラグインとなりますので、ちょっと設定が難しいので注意が必要です。
とりあえず、プラグインの導入~基本的な使い方までは記述していきますので、興味のある方は読んでいって下さいませ。
宜しくお願い致しますわ。
お気に入りフォント選択の導入&使い方
プラグインのDL&導入方法
まずはこちらからプラグインをDLしていきましょう。
↑配布ページを下の方にスクロールすると『最新バージョンをダウンロード』という項目があるので、それをクリックして下さい。
↑『SelectFavoriteFont.○.○.○.zip』のリンクを選択するとDLが開始されます。
↑ZIPファイルを解凍するとこんな感じで5つのファイルが入ってますが、使用するのは『SelectFavoriteFont.auf』と『SelectFavoriteFont.xml』の2つです。
↑『SelectFavoriteFont.auf』と『SelectFavoriteFont.xml』の2つをAviUtlフォルダ内の『Plugins』フォルダに入れれば導入完了です。
フォントプレビュー画面の使い方&調整方法
まずは、基本機能の一つとしてフォントのプレビュー画面が出るようになります。
↑プラグインの導入がちゃんと出来ていれば、テキストオブジェクトのフォント選択欄を開くと左横にどんなフォントの形状なのかが解るプレビュー画面が出てくると思います。
AviUtlのデフォルト設定だとフォント形状が全く解りませんので、地味に便利な機能ですね。
一応、プレビュー画面の大きさとか背景色なんかも変更可能です。
先程『Plugins』フォルダに入れた『SelectFavoriteFont.xml』を書き換える必要がありますので、メモ帳あたりで開いて下さい。
関連付けされてない場合、『SelectFavoriteFont.xml』を右クリックして『プログラムから開く』→『メモ帳』を選択すると開く事が出来ます。
※ちなみに、この『SelectFavoriteFont.xml』を編集する場合は必ずAviUtlを閉じた状態で行って下さい。
↑メモ帳で開くとこんな感じになってますので、①~⑥の赤枠内の文字や数値を変更する事で色々と変更が可能となります。
①enableの文字列を『YES』にするとプレビュー表示がされます。『NO』でプレビューがされなくなります。
②leftの文字列を『YES』にすると設定ダイアログ左側にプレビュー表示がされます。『NO』で右側にプレビュー表示がされます。
③itemWidth
の数値を大きくするとプレビューウィンドウが大きくなり、数値を小さくするとウィンドウが小さくなります。
④itemHeightの数値を大きくするとプレビュー内のフォントが大きなり、数値を小さくするとフォントが小さくなります。
⑤プレビュー内の先頭文字列を変える事が出来ます。
↑左がデフォルトの『プレビュー』という文字列ですが、これを『000』とかに変えると右側みたいにプレビュー上の先頭文字が000とかに変更されます。※個人的に先頭文字は邪魔なので私は空欄にしてますが。
⑥fillColorのカラーコードを変える事でプレビューの背景色を変更可能です。カラーコードはこちらのサイトあたりで調べると大体の色は出てくると思います。
⑦textColorのカラーコードを変える事でプレビューのテキスト色を変更可能です。先程と同じようにカラーコードはこちらのサイトあたりで調べると大体の色は出てくると思います。
注意点としては、変更を行った後は『SelectFavoriteFont.xml』をちゃんと上書き保存した後にメモ帳を閉じて、AviUtlを再起動する事ですね。これをやらないときちんと反映されません。
あともう一つの注意点はAviUtlを起動中に『SelectFavoriteFont.xml』を開いて編集した場合、何故か上書き保存しても変更した内容が上書きされない点ですね。※私の環境のせいなのか、はたまた仕様なのかAviUtlを閉じた瞬間に直前のAviUtl起動時の数値に戻ります。
『SelectFavoriteFont.xml』を編集する場合はAviUtlを閉じた状態で行いましょう。
では、次にフォントの登録方法を記述していきましょう。
フォントの登録方法
手順①AviUtlの上部メニューからお気に入りフォント選択メニューを表示させます。
↑AviUtlを起動して上部メニューの『表示』→『お気に入りフォント選択の表示』を選択して下さい。
↑専用ウィンドウが出てきますので、これを使ってフォントを登録していきます。
デフォルトの状態で『ゴシック』とか『明朝』、『手書き』といったカテゴリー分けがされてますが、私の場合はこんなに使わないので適当にリネームしてカテゴリーを減らそうと思います。
ちなみにこのプラグインは現時点で専用ウィンドウからカテゴリーを減らす事は出来ますが、カテゴリーを増やしたりカテゴリー名を直接書き換える事ができませんので、自分好みに調整したい場合は『SelectFavoriteFont.xml』の内容を書き換える必要があります。
手順②『SelectFavoriteFont.xml』を書き換えます。
『Plugins』フォルダに入っている『SelectFavoriteFont.xml』を書き換える必要がありますので、一度AviUtlを閉じてから先程と同じようにメモ帳あたりで開いて下さい。
↑メモ帳で開くとデフォルト状態でこんな感じになっていると思いますので、赤枠内を変更します。
↑って事で変更したのがこれです。『お気に入り』、『手書き』、『ホラー』、『その他』の4つのカテゴリーのみで中に何のフォントも登録していない状態となっております。
私の場合はこの4つ以外のカテゴリーを使いませんのでこれで良いですが、もっとカテゴリーを増やしたい人は『<font alias=”○○○”expand=”YES”/>』という文字列を赤枠内の一番下に増やして下さい。
※○○○の中は好きなカテゴリー名にして下さい。
書き換えが終わったら『SelectFavoriteFont.xml』を上書き保存してメモ帳を閉じます。
↑この状態でAviUtlを起動すると専用ウィンドウ内がこんな感じになっております。
これで個人的なカテゴリー分けが終わったので、次はフォントを登録していきます。
手順③お気に入りのフォントの登録してきましょう。
フォントを登録するのにテキストオブジェクトがいりますので、そちらを用意していきましょう。
『SelectFavoriteFont.xml』を書き換える為に閉じたAviUtlを再起動します。
次に新規プロジェクトを作ります。
↑拡張編集のタイムライン上で右クリックすると、上記のウィンドウが出てきますので『新規プロジェクトの作成』を選択して下さい。
↑新規プロジェクトの作成用ウィンドウが出てきますので、好きなように設定してOKボタンを押して下さい。
次にテキストオブジェクトを作ります。
↑タイムライン上のオブジェクトが何もない場所をクリック→『メディアオブジェクトの追加』→『テキスト』を選択して下さい。
テキストオブジェクトがタイムラインに生成されますので、レイヤー1にでも配置して下さい。
↑あとはひたすらテキストオブジェクトの設定ダイアログから使いたいフォントを選択しまくって、プラグインの中に履歴を溜めていきます。
↑こんな感じで次々と選択していけば、勝手に履歴が溜まっていきますので、使う分だけフォントを選択して下さい。
↑ある程度使いたいフォントを選んだら専用ウィンドウの一番上に今まで使ってきたフォントの履歴が溜まっていると思いますので、このフォントを好みでカテゴリー分けしていく事になります。
『SelectFavoriteFont.xml』を書き換えて一気にカテゴリー分けする方法もありますが、個人的にあんまり手間は変わりませんので、下手に弄るよりは安全性を考えて今回は専用ウィンドウ内で1個ずつ登録していこうと思います。
↑まずは専用ウィンドウの履歴から登録したいフォントを選びます。
↑次に選択したフォントを登録したいカテゴリーを選んで右クリック→『選択中の○○○の子要素として追加』をクリックすると、そのカテゴリー内にフォントが登録されます。
↑こんな感じで任意のカテゴリー内にフォントが登録されますので、同様の手順でフォントを登録していって下さい。
↑間違った場合や登録を消したい時は該当フォントを右クリック→『選択中の○○○を削除』を選ぶと消す事が出来ます。
↑あとはタイムライン上のテキストオブジェクトを選択状態で専用ウィンドウから登録したフォント名をクリックする事で即座にフォントの変更が可能となります。
って事で、基本的なフォント登録方法と使い方は以上となります。
割とざっくりとした解説でしたが、とりあえず使う分にはこのぐらいで大丈夫だと思います。
細かい設定に関しては作者様のプラグイン配布ページの下の方に色々と書かれてますので、そちらを参照してみて下さい。
テキストをよく使う人は、このプラグインを導入しておくと工程数も減って非常に便利になるのでオススメです。
では、本日はここまで。
次項もお時間のある方は読んでいって下さいませ。
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今回の記事作成時間&経費&日記
記事作成時間:約5時間
さて、何かポジティブな事があったかなーという事で、最近あった良い事でも記述しておきましょう。
2022年12月初旬。遂に黒字化しました。
いや~、2年以上かかりましたわ。
ブログを始めた当初はもうちょっと早く黒字化するんじゃないかと甘く考えてましたけど、思った以上に収益が上がらなくてビックリしました。(※アフィリエイトのセルフバック禁止縛りでしたからね)
まあ、このブログは半ば以上が私の趣味的なものでやっているので、途中から収益は二の次になってたんですが。
ただ、月間PV数が4万弱なのにこの収益は異常に低すぎると師匠達に言われている事もあり、もう少しはマネタイズに興味を持った方が良いのかなーという微妙な危機感を持つ今日この頃ではあります。
本末転倒にはなりますが、なんかもうブログで収益をあげるよりも別の道を模索した方が速いような気がしますけどね。
ともあれ。一応、このブログの暫定的最終目標を達しましたので、もうちょっと経ったら記念記事を一つ書いておこうかと思います。
縁起も良さそうですし、2023年の最初の記事でやっておきましょうか。
では、最後に恒例の累計出費&記事作成時間を発表して終わりにしましょう。
総制作時間:約2254時間
累計支出:72,842円