イントロダクション
前回の記事でMMDの導入までは終わりましたので、今回は基本操作の方を記述していこうと思います。
具体的に言うと3Dモデルを使ってMMD特有のダンスができる所までやっていきます。
まあ、ほぼ全ての配布素材が商用利用不可能なのでYouTubeで収益化とかも出来ませんから、個人的な趣味程度でしか使えないんですけどねー。
ぶっちゃけ、私自身がそんなにダンス自体に興味がなかったりするんですけど、一応の基本操作として覚えておいた方が後々の学習効率が良いという事で、やってみる事になりました。
宜しければ読んでいって下さいませ。
MMDの基本的な使い方
必要な素材を集める
まずはMMDで使用するモデルのダウンロードをしてきましょう。
といっても、モデルごとにダウンロードできる場所は星の数ほどありますから、とりあえず有名な所で『ニコニ立体』から落としてくる事にします。
私の場合は商用利用可能な↑上記モデルを使う事にします。何か物凄く露出度の高い服装のキャラですが、他に商用利用可能なものがなかったので仕方がありません。
では、次はステージと必要ならスカイドームをダウンロードしてきましょう。先程の『ニコニ立体』にもありますが、『ニコニコ静画』にも色々とありますので好きなものを落としてきて下さい。
ちなみにステージはモデルを躍らせる時の背景モデルで、スカイドームは空の背景です。
↑私の場合は商用利用可能な上記素材を使用させて頂きます。
次はモーションデータですね。ダンス用のモーションだとメジャーなものは大体ニコニコ動画の個人の投稿者様の所からダウンロードしてくるそうですが、とりあえず今回は商用可能なモーションという事で↓下記リンク先のものを使用させて頂く事にします。
本来なら『カメラモーション』も必要らしいですが、今回は適応したものがなかったのでスルーする事にします。今の所、自分で作れませんしね。
モーションとカメラモーションについては、Googleあたりで曲名を絡めて検索すれば、MMD界隈でメジャーなものなら出てくると思いますので、そちらからダウンロードしてください。
最後は音楽ファイルですね。ファイル形式は『WAV』じゃないといけないらしいので、場合によってはAviUtlあたりで変換して下さい。
ちなみに音楽ファイルの入手方法については色々とデリケートな部分が多いらしいので、当ブログでは触れないようにする事になりましたので御了承願います。
まあ、Googleあたりで検索すれば何か方法が出てくると思いますが。
MMDでモデルを躍らせてみよう
では、素材も揃った所でさっそくMMDで躍らせてみましょう。
↑MMD本体である『MikuMikuDance.exe』をダブルクリックして起動させます。
↑初期設定として出力サイズを変更しておきましょう。『表示』→『出力サイズ』を選択して下さい。
↑私の場合はサイズを1920×1080に設定しましたが、PCスペックに自信がある人は2Kの『2560×1440』や4Kの『3840×2160』に設定しても良いと思います。
サイズが大きくなるに従い、PCの負荷が大きくなったり、出力に時間がかかるようになりますけどね。
次にダウンロードしてきたキャラのモデル(拡張子がPMXかPMD)をドラッグ&ドロップでMMDのソフトに投げ入れれば、読み込みがされると思います。
↑読み込みが終わるとこんな感じになります。初期設定ではボーンとやらが表示されていますが、キーボードの『C』を押すと消えます。もう一回押すとまた出現しますので適当に切り替えてみて下さい。
次にモデルが選択状態になっている内に使用したいモーションデータ(拡張子がvmd)をドラッグ&ドロップして適用させましょう。
↑キャラが複数いる場合や、既にステージとかを読みこんでいる場合は左下の方にある『モデル操作』で適用したいキャラに切り替えてからモーションを適用して下さい。
次にステージと、必要ならスカイドームもMMDにドラッグ&ドロップで投げ入れて読み込ませておきましょう。
拡張子はPMX、PMD、Xとなります。
ちなみにPMXが最新のフォーマット、PMDが旧フォーマット、Xが変形やアニメーションデータが入っていないオブジェクトらしいので、とりあえず特別な理由がない限りは拡張子がPMXのものを入れておけば大丈夫だと思います。
↑あとは床のグリッドや軸が邪魔ですので、ウィンドウの右上にある『座標軸』をクリックして消しておきましょう。
これをやっておかないと動画出力の際に一緒に入っちゃうらしいので要注意です。
次に音楽ファイルがある場合はWAV形式のものをドラッグ&ドロップでMMDのソフトに投げ入れて、読み込みをしておきます。
ここまでの設定で最低限、モデルが踊れるようになりましたので↑『再生』ボタンを押して動かしてみましょう。
↑私の場合はカメラモーションを入れてませんのでアレですが、入れている人だともっと画面映えすると思います。
ってな訳で、最後に動画出力の方法を記述しておきましょう。
↑上記画像のように『ファイル』→『AVIファイルに出力』を選択します。ファイル名を入力して『保存』ボタンを押すとAVI出力設定がポップアップしてきます。
↑フレームレートはこだわりがなければ30fpsでも良いですが、デフォルトでは60fpsに設定されています。30fps以上なら好きに設定して下さい。
録画フレームは出力する範囲設定となりますので、最初から最後まで出力したかったら0~最後のフレーム数を入力します。
↑最終フレームの調べ方はフレーム操作の欄の一番右側にある上記のボタンを押すと出てきます。今回の場合は2280が最終フレームとなりますね。
WAV出力は音楽を読み込んでいた場合はチェックを入れておいて下さい。
ビデオ圧縮コーデックは前回の記事でインストールしておいた『Ut Video Codec Suite』を使います。これがないと、とんでもない容量の動画ファイルが生成されますので注意して下さい。
今回は私の場合一番容量が軽い代わりに画質が悪い『Ut Video YUV420』を使用しますが、画質を上げたいのなら『Ut Video RGB DMO』を使った方が良いでしょう。
設定を終えて『OK』ボタンを押せば、あとは勝手に出力が始まります。PCのスペックや出力サイズ、使っているエフェクトにもよりますが、師匠達の話では12時間以上かかる場合もあったそうなので、注意して下さい。
尚、今回の最低限の機能を使ったダンス動画だったら10分もかからずに出力されましたが、あまりにもエフェクト等を盛りまくると出力途中でMMDが落ちる可能性もあるみたいですので、ほどほどを目指した方がいいでしょう。
って事で、以上がMMDの基本操作方法となります。
本来なら面倒くさいエフェクトを色々と入れるのが普通らしいですが、そのあたりは気が向いたら記事にしていこうと思います。
では、尺も長くなってきましたので、本日はここまで。
お疲れ様でした。
今回の経費&記事作成時間
記事作成時間:約7時間(#04動画作成4時間込み)
今日から地味に4作目の動画作成を始めました。
数日ほどやらなかっただけなんですけど、期間が空くとチョイチョイ作成方法を忘れますね。
まあ、そういった時の為にブログに色々と手順を書いている訳だったりするので、過去記事を漁りながら思い出していきましょう。
MMDの技術を動画に実装するのは早くても5作目以降になりそうですが、頑張ってみます。
では、恒例の累計出費&記事作成時間を発表して今回は終わりにしましょう。
最後まで読んでくださった方はありがとうございました。
総制作時間:約526時間 / 累計支出:47,082円