イントロダクション
今回はAviUtlで個人的によく使う、便利なショートカットキーの紹介をしていこうと思います。
ショートカットキーというとキーボードで打ち込むアレですの?
いちいちコマンド選択するよりも効率的なので覚えておくと楽です。
何というか、今まで当ブログでは↑上記の画像みたいに右クリックからコマンド選択したりと、割と面倒くさい方式で初心者でも解るように説明してきた訳ですが、あまり同じ画像を他記事で使い回ししすぎるとGoogleからの評価が下がるらしいんですよね。
そういう訳で、対策できる事は対策していこうという事になり、色々と考えた結果、あんまり解説用に作ったテンプレ画像を使わないように、これからはショートカットキーを多用して説明していく事にしたんですが……ショートカットキーの説明をしていなかった事に気付きまして。
丁度、あんまりネタもなかった事ですし、個人的な備忘録&他記事からの説明リンク用に記事を作っていく事になった次第でございます。
知っている人は知っているような気がしますが、興味のある方は読んでいって下さいませ。
宜しくお願い致します。
AviUtlでよく使われるショートカットキー
私自身はAviUtlを導入して一週間くらいで便利そうなショートカットキーは大体覚えられましたので、基本的には日常的にAviUtlを使っていれば勝手に覚えていくものじゃないかと思います。
慣れるとコマンド選択の3倍速くらいで作業が行えるようになりますので、覚えるのが苦じゃなければ早い内に習得しておくと後が楽になります。
知らなかったという方は是非、覚えていって下さいませ。
オブジェクトの移動方法
↑最初に紹介するのは、こんな感じで上下左右の4方向に動かすショートカットキーですね。
マウスでドラッグして大体の位置にオブジェクトを持ってきて、残りの位置を微調整する時によく使う感じです。個人的にはテキストの位置調整に頻繁に使いますね。
↑キーボード右側にあるテンキー側の『8で上方向』、『2で下方向』、『4で左方向』、『6で右方向』にオブジェクトの移動が可能です。
キー配置的に上下左右が一致してますので、何となく感覚で覚えられると思います。
1回打鍵するごとに設定ダイアログの数値上で1.0ずつ移動しますが、大きく動かしたい場合はキーを押しっぱなしにすると速いです。
ちなみにノートPCとかだとテンキーがないので、いちいち機種ごとに違う方法でモードを変えないといけないんですが、それが面倒臭いという人は↑上記のような外付けのテンキーを買った方が作業効率が上がると思います。※品質にこだわりがなければ100円ショップでも500円くらいで売ってます。
オブジェクトの回転方法
↑次に紹介するのはこんな感じでオブジェクトを時計回り&反時計回りに回転させるショートカットキーですね。
↑キーボード右側にあるテンキー側の『/で時計回りに回転』、『*で反時計回りに回転』させる事が可能です。
1回打鍵するごとに設定ダイアログの数値上で22.5度ずつ回転しますが、普通に設定ダイアログのスライダーとかで回転させた方が細かい微調整できますので、あんまり実用性は高くありません。
45度とか90度みたいにキッチリしたものを作りたい時くらいしか使いませんからね。
実は私もそんなに使わなかったりするんですが、ついでに紹介してみました。
そんなものもあったなーという感じで、何となく覚えておく程度で大丈夫だと思います。
オブジェクトの拡大縮小する方法
↑次に紹介するのはこんな感じでオブジェクトを拡大縮小させる事ができるショートカットキーですね。
↑キーボード右側にあるテンキー側の『+で拡大』、『-で縮小』させる事が可能です。
1回打鍵するごとに設定ダイアログの数値上で10ずつ拡大縮小しますので、ある程度まで拡大縮小したら設定ダイアログのスライダーとかで細かい微調整をした方が良いかも知れません。
オブジェクトの大体の大きさを決めたい時なんかにたまに使います。
オブジェクトの分割方法
↑次に紹介するのは、こんな感じで拡張編集のタイムライン上のオブジェクトを任意の場所で分割させる事ができるショートカットキーですね。
↑キーボードの『S』を押すと、その時点で赤縦線が指定している場所でオブジェクトを分割する事が可能です。
カット編集をする時には必須なので最優先で覚えておいた方が良いショートカットですね。
一つ前の状態に戻す方法
↑次に紹介するのは、こんな風に分割したオブジェクトを元に戻すといった感じで、一つ前の状態に復帰する事ができるショートカットキーですね。
↑一般的なWindowsと同じで、キーボードの『Ctrl』+『Z』を同時押しする事で一つ前の状態に戻す事が可能となります。
基本的には一回押す度に一つずつ前の作業状態に戻していく事が出来ますが、AviUtlの外部プラグインを入れてない限りはWindowsのRedo機能と同じように『Ctrl』+『Y』で戻した操作を逆に進めるといった事が出来ませんので注意して下さい。
要するに、AviUtlのデフォルト設定では作業を戻す事はできても進める事はできないという不可逆の関係だっちりする訳ですね。
↑Redo機能をAviUtlに付加したい場合はこちらのプラグインを導入してみて下さい。
オブジェクトに中間点を追加する方法
↑次に紹介するのは、こんな感じで拡張編集のタイムライン上のオブジェクトの任意の場所に中間点を追加する事ができるショートカットキーですね。
↑キーボードの『P』を押すと、その時点で指定している場所でオブジェクトに中間点を付与する事が可能になります。
個人的にトップクラスによく使うショートカットキーです。
↑こういう風にテキストなんかのオブジェクトにアニメーションを付加したい時とかに中間点を追加しまくるのに多用します。
オブジェクトをコピー&ペーストする方法
↑次に紹介するのは、こんな感じで拡張編集のタイムライン上のオブジェクトをコピーして同一レイヤー上にペーストするショートカットキーですね。
↑一般的なWindowsと同じで、オブジェクトを選択状態でキーボードの『Ctrl』+『C』を同時押しする事でコピーして『Ctrl』+『V』を同時押ししてペーストするだけなんで、最初から覚えている人も多いと思います。
↑もう一つの方法としてはオブジェクトを選択状態でキーボードの『Ctrl』+『D』を同時押しする事でコピー元の一つ下のレイヤーにオブジェクトをコピペする事も出来ます。
先程の『Ctrl』+『C』&『Ctrl』+『V』でコピペするよりも早いので、個人的にはこちらの方のショートカットをよく使っております。
適当に使い分けてみて下さいませ。
オブジェクトにエフェクトを追加する方法
↑次に紹介するのは、こんな感じで拡張編集のタイムライン上のオブジェクトに直接エフェクトを追加するショートカットキーですね。
↑オブジェクトを選択状態でキーボードの『E』を押すと、マウスポインタがある場所にエフェクト一覧が出てきますので、そこから好きなエフェクトを付加する事が出来ます。
なるべく画面の下の方にマウスポインタを置いてからキーを押さないと、一覧の上の部分が見切れてしまうので若干使いにくいのが玉に瑕です。
特に私はエイリアスにエフェクトを登録しまくっているので、普通の人よりもリストが縦に長くなってしまっている事もあり、使いたいエフェクトが見えなくなってしまっている状態だったりします。
最近は使いにくいので普通に設定ダイアログ右上の+マークから追加する事が多いですね。
編集中の動画の再生、停止をする方法
↑次に紹介するのは、こんな感じで拡張編集のタイムライン上の任意の場所から動画のプレビュー再生&停止をさせる事ができるショートカットキーですね。
↑キーボードの『スペース』を押すとタイムラインの現在地点から編集中の動画が再生されます。もう一度スペースを押すと再生を停止する事ができます。
ただ、停止する時は止めた地点ではなく最初の赤縦線の場所に戻りますので注意して下さい。
↑まあ、プレビュー画面の右下にあるアイコンからでも再生と停止が出来ますが、作業中に他のウィンドウに隠されて見えなくなってしまう場合があるので、ショートカットキーを覚えておいた方が便利ではあります。
動画の開始&終了フレームを設定する方法
↑次に紹介するのは、こんな感じで拡張編集のタイムライン上の任意の場所に開始&終了フレームを設定する事が出来るショートカットキーですね。
※青くなった部分が選択範囲となります。
↑キーボードの『[』を押すとタイムラインの現在地点に開始フレームが設定され、『]』を押すと現在地点に終了フレームが設定されます。
初心者だとあんまり使わないような気がしますが、開始&終了フレームを決める事でその部分だけを出力する事が可能となります。
一部だけ出力して動きを確認したり、字幕の誤字とかがあった場合はそこだけ作り直して後で修正する為のパーツとして出力したりといった事が出来るので、結構便利な機能だったりします。
私もよく誤字った字幕を修正するのに使ってましたわ。
ケアレスミスして動画全部を出力しなおすと(私の場合)10時間くらいかかりますが、この機能を使えば10分くらいで修正できますからね。
ともあれ、とりあえず覚えておくと役に立つショートカットキーだと思います。
ちなみに、開始フレームと終了フレームを消したい場合はキーボードの『Ctrl』+『A』を同時押しする事で全選択状態になり、消すことが可能となります。
まとめてオブジェクトを矩形選択する方法
↑次に紹介するのは、こんな感じで拡張編集のタイムライン上のオブジェクトをマウスでドラッグして矩形選択する事が出来るショートカットキーですね。
多分、個人的に一番使っているショートカットです。
↑キーボードの『Ctrl』を押しながらタイムライン上をマウスでドラッグする事で任意のオブジェクトを矩形選択する事が出来るようになります。
特定のオブジェクトを移動させたりするのに頻繁に使うので、絶対に覚えておいた方がいいショートカットキーの一つと言えるでしょう。
↑ちなみに、『Ctrl』を押しながらオブジェクトを選択する事で任意のオブジェクトだけを動かしたりも出来ます。
難点としては『Ctrl』キーを押しっぱなしにしないと選択解除される所ですね。
誰かプラグインを開発してWindowsと同じような感じで、勝手に選択解除しないようにしてくれないかと思う今日この頃です。
タイムラインを1フレームずつ進めたり戻したりする方法
↑次に紹介するのは、こんな感じで拡張編集のタイムラインを1フレームずつ進めたり戻したりする事が出来るショートカットキーですね。
↑キーボードの『→』を押すと1フレームずつ右に移動し、『←』を押すと1フレームずつ左に移動するようになります。キーを押しっぱなしにする事で早く動かす事も出来ます。
カット編集をする時に微調整したりとか、編集したシーンをコマ送りにして確認する時なんかによく使用します。
かなり使用頻度が高いので出来れば覚えておいた方が良いでしょう。
↑ちなみにマウスでオブジェクトを選択状態(マウスの左クリック押しっぱなし)でキーボードの『→』もしくは『←』を押すと1フレームずつオブジェクトを移動させる事も可能です。
タイムラインを拡大&縮小する方法
↑次に紹介するのは、こんな感じで拡張編集のタイムラインを拡大&縮小する事が出来るショートカットキーですね。
↑他にも方法がありますが、一番早い方法としては『Ctrl』キーを押しながらマウスホイールを回す方式ですね。
『Ctrl』キーを押しながらマウスホイールを上に回すと拡大して、下に回すと縮小します。
↑タイムラインの左上にあるゲージを左右にドラッグしても拡大縮小できますので、好きな方を使って下さい。
設定ダイアログの数値をドラッグして変更する方法
↑厳密に言うとショートカットキーではありませんが、設定ダイアログの数値は左右にドラッグする事で変更する事が可能です。
大体の数値をこれで決めて、微調整する感じですかね。
かなり使えるので覚えておくと後々便利だと思います。
以上です。
まあ、他にも色々とショートカットキーはあるんですが、実用範囲内だとこれぐらいかなと個人的には考えております。
正直、1~2か月くらいAviUtlから離れると普通に忘れたりもしますので、AviUtlを極めたいという人以外はよく使うものだけ何となく覚えておくくらいで良いと思いますよ。
全く使わないものを覚えていても脳のリソースの無駄ですから、無理をしない範囲で頑張ってみて下さいませ。
↑あとは、こういうゲーミングマウスとか左手デバイスを使うとカット&ペーストとかコピペとか、色々なショートカットキーをボタン登録して行えるので作業効率がよくなります。
少しでも能率を上げたいという方は試してみて下さい。
って事で、本日ここまでとなります。
次項の日記もお時間のある方は読んでいって下さいませ。
他のAviUtl関連の記事はこちらからどうぞ。
他のテキスト関連の記事はこちらからどうぞ。
他のAviUtlプラグイン紹介記事はこちら。
AviUtlスクリプト紹介記事はこちらです。
新規でブログを作りたい方はこちらのレンタルサーバーがお薦めです。⇒≪新登場≫国内最速・高性能レンタルサーバー【ConoHa WING】
動画編集、3Dモデリング用のパソコンをお求めの方はこちらがお薦めです。⇒BTOパソコンのサイコム
今回の記事作成時間&経費&日記
記事作成時間:約4時間
絶賛、記事のストックを作成中なんですが、あと5個くらい記事を作ったらブログのフォーマットを一週間くらいかけて調整しようと考えております。
具体的に言うと、ブログのアイキャッチのテンプレートの新造と、新しく作った立ち絵用の吹き出しの作成&もっと解りやすい解説用画像の模索を始めるつもりです。
……正直、今までは後で私が読み直す為の備忘録という意味合いが強いブログだったんですけど、なんか予想以上に他の人に見られるようになってきたので、もう少し一般人向けにカスタマイズした方が良いかなと思った次第です。
始めた当初は私の師匠達くらいしか見てなかったものですが、アナリティクスによると累計で80万PVくらいされているらしいので、もうちょっと他の人間が見て読みやすく感じられるようにしてみたいと思います。
ただ、私はデザイン系がよく解らないんで、他のブログとか見て参考にしていく事になると思いますので、結構時間がかかるかも知れません。
まあ、ぼちぼち進めていく事にしましょう。
って事で、最後に恒例の累計出費&記事作成時間を発表して終わりにしましょう。
総制作時間:約2145時間
累計支出:72,842円