イントロダクション
今回はLive2D初級編という事で、Live2D Cubism Editorでテクスチャを書き出す方法を記述していこうと思います。
↑こんな感じで、部品ごとに分解された画像(テクスチャ)を書き出す方法ですね。
他のソフトとかでLive2Dモデルを使用する場合、このテクスチャを書き出してないと使えないので、基本的には必ずやらなければいけない工程の一つだったりします。
とりあえず、テクスチャの配置方法やテクスチャの枚数を増やす方法など、最低限これだけ覚えておけば何とかなるといった手順を備忘録がてら書いていきますので、興味のある方は読んでいって下さいませ。
宜しくお願い致します。
テクスチャアトラス編集の基本的な使い方
自動レイアウトでテクスチャを配置する方法
では、まずは基本的な自動レイアウトでのテクスチャの配置&保存方法を記述していきます。
↑上部メニューにある『テクスチャアトラス編集』ボタンを選択するか、キーボードの『Ctrl+T』を押して下さい。
↑上記のウィンドウが出てきますので、最初に幅と高さを設定しておきましょう。
※テクスチャ名とかはデフォルト名でも良いですし、適当な半角英語&数字に変えても大丈夫です。私は大体デフォルト名でやってます。
ちなみにnizimaで販売とかを考えている場合、この幅と高さを大きなサイズに設定してしまうとnizimaのプレビュー画面に表示できなくなる可能性があるので、個人的には4096×4096のテクスチャを数枚に分けて出力した方が良いんじゃないかと思います。
まあ、別にここで大きなサイズのテクスチャにしても、プレビュー用のモデルを8分の1くらいまで縮小すれば大丈夫です。ただ、画質も8分の1になるので細部が潰れまくった低画質になる為、あんまりお薦めはしませんけどね。
逆にnizimaで販売予定がないなら大サイズのテクスチャ一枚とかでも問題ありません。
むしろテクスチャを複数にするより、一枚だけにした方が処理の負荷が減少するらしいのでBOOTHとかで売る場合には大きいサイズのテクスチャ一枚とかにした方が良いみたいです。
って事で、そのあたりのテクスチャのサイズや枚数に関しては各々の目的に合わせて適当に決めて下さいませ。
↑任意のサイズを入力できたら、次に下にある自動レイアウト設定ボタンを押して下さい。
↑ウィンドウが出てきますので、基本設定はこんな感じでやっておくと良いんじゃないかと思います。
倍率を100%以下にするとイラストの線が劣化して歪むので、可能な限りは100%に設定しておいた方が良いでしょう。
また、回転を許可にチェックを入れるとパーツをテクスチャの余白に無理やり入れる為に角度を回転させて配置されるようになりますが、稀にテクスチャがバグった表示になる場合があるらしいので、気になる人はチェックを外しておいた方が良いと思います。
まあ、私は実際にバグった表示を見た事がないのですが、不安要素はなるべく排除しておくのが無難でしょう。
↑設定が終わったら下の方にあるOKボタンを押して下さい。
↑これで設定終了ですので新規テクスチャアトラス設定のウィンドウからOKボタンを押して下さい。
↑テクスチャ1枚で全パーツが収まる場合は下にあるOKボタンを押せばテクスチャの書き出しが始まるのでそこで作業終了です。
……が、上記の画像のように右側の欄に未配置のパーツがある場合は1枚に収まってませんので2枚目以降のテクスチャを作るか、もしくはテクスチャのサイズを大きくしないといけません。
↑2枚目のテクスチャを追加したい場合、右上にある『テクスチャ追加』ボタンを押します。
↑2枚目のテクスチャ名と幅&高さを聞いてくるので、変えたい人は変えてOKボタンを押して下さい。※余白がある場合、あとで幅と高さを変えるのでここでは適当で良いです。
↑右上にあるモデル用画像リストが『未配置のみ』になっている事を確認して、右側にある未配置パーツを一つクリックして選択状態にしてからキーボードの『Ctrl+A』を押して全選択状態にして下さい。
↑全選択状態のパーツ欄で右クリックすると『選択要素をテクスチャアトラスに配置』というボタンが出てきますので、そちらを押して下さい。
↑左上に全パーツが密集して配置されますので、これを再配置していきましょう。右上の『自動レイアウト』ボタンを押して下さい。
↑自動レイアウトのウィンドウが出てきますから、さっきと同じ設定で大丈夫ですのでOKボタンを押して下さい。
↑これで全パーツテクスチャ内に収納されました。
特にこだわりがなければこれでOKボタンを押して終了しても大丈夫ですが、余白が多すぎて気になる人はテクスチャのサイズを調整して小さくしましょう。
↑テクスチャアトラス編集ウィンドウの上部メニューから『テクスチャ』→『テクスチャのサイズ変更』を選択して下さい。
↑あとは幅と高さを丁度良い感じに調整してOKボタンを押して下さい。
↑これでテクスチャのキャンバスサイズが小さくなりましたが、パーツ配置そのものは変更されませんので、レイアウトを配置し直します。右上の自動レイアウトボタンを押して下さい。
↑例によって自動レイアウトのウィンドウが出てきますので、OKを押して下さい。
↑これで全パーツが大体綺麗に収納されましたので、下部にあるOKボタンを押してテクスチャの書き出しをして終了です。
テクスチャを手動で配置する方法
では、次にテクスチャを手動配置する方法をざっくり記述していきましょう。
↑まずはキャンバス内にパーツを入れていく方法ですが、右の欄にある未配置パーツを選択してダブルクリックをする事で単品ずつ入れていく事が可能です。
↑逆にテクスチャ内のパーツを消して未配置パーツ欄に戻したい場合は、キャンバス内のパーツを選択してキーボードの『Delete』ボタンを押す事で可能となります。
↑あとはドラッグして移動、バウンディングボックスの4隅を掴むと回転、上下左右の辺を掴んでドラッグする事で拡大縮小が可能となりますので、これらを駆使して好きなようにパーツをテクスチャ内に配置できるようになります。
とりあえず、これだけ覚えておけば大体のテクスチャ作成は出来るんじゃないかと思います。
ちなみにテクスチャアトラス編集をするタイミングですが、個人的には全部のモデリング&物理演算を終えた後の方が良いんじゃないかと考えております。
理由としては、途中でパーツを入れ替えたり追加をした場合にテクスチャ内にも追記作業をしないといけないので二度手間、三度手間になる確率が非常に高いからです。
私が最初に見た某講座では真っ先にテクスチャを作ってたので、マネしてやってみたら後でえらく苦労した記憶がありますわ。
ってな訳で、モデリング中にパーツ追加&差し替えをする可能性がある人は最終工程としてテクスチャアトラス編集をした方が効率が良いといったお話でした。
では、本日は以上となります。
次項もお時間のある方は読んでいって下さいませ。
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今回の記事作成時間&経費&日記
記事作成時間:約4時間
2024年最初の記事となりますね。
資格取得の為に勉強に時間を取られている関係で、最近はあんまり更新できておりません。
一応、これを書いている時点では2つ目の資格取得がなんとか完了した感じになっておりますが、最後の一つが難関すぎていつ終わるのかは解らなかったりします。
……実は、一度試しに全然勉強してないのに試験を受けに行ったんですが、当然の如く一次試験で退場となりました。
まあ、師匠達からは試験の雰囲気だけは感じてこいって言われて行ってきたんで、目的だけは達したという事でOKだと思っておきましょう。
残った筆記系の資格は、ひたすら頭を使わないと取れないので適当に時間を見つけて勉強していこうと思います。
ああ、あと気晴らしを兼ねて作っているLive2Dモデルですが、現在はテンプレ用の汎用素体を作成中だったりします。
↑とりあえず、Live2Dが使われているスマホゲーの立ち絵と同等以上の動きが出来る事を目標として無駄にパーツ分けしまくった素体を作ってみました。
次に、この素体に今まで作成したモデルで使用したギミック&差分を全部注ぎ込む作業に入る事になりますので、それだけで2~3週間くらいかかるかも知れません。
そのあたりの作業が終了したら、可動域の拡張&新ギミック追加&モーション作成を行いますので、完成までは軽く2ヶ月くらいかかる可能性がありますね。
※可能ならSD化とかも出来るようにしたいですが、どの辺まで作り込むかは時間と相談する感じです。
一応、この素体が無事に完成したら、テンプレとしてどの程度の流用が効くのかをテストしつつ新モデル作成に入る予定です。
手探り状態ではありますが、上手くいけば半分くらいの労力で出来るかも知れません。
まあ、逆に2倍くらい労力がかかるようになる可能性もゼロではありませんけど、ノウハウ蓄積を兼ねて色々と試してみる事にしますわ。
では、最後に恒例の累計出費&記事作成時間を発表して終わりにしましょう。
総制作時間:約2560時間
累計支出:97,242円