イントロダクション
今回はAviUtlの基本機能を使って動画を倍速再生、一時停止、逆再生などをさせる方法を記述していこうと思います。
↑ゲーム実況とかで、こんな感じで早送りする時とかによく使うような気がします。※倍速素材はこちらからお借りしています。
なかなか使い道が多そうな機能ですわね。
特にゲームや実写とかの編集でよく使うと思います。
確か、私がAviUtlを覚え始めて3日目あたりに教わった項目ですが、裏で付けている過去の業務日誌的なものを読み返していたら、記事にしてなかった事を思い出したので、この機に記述していく事になりました。
基本機能ではありますが、非常に使用頻度が高いので可能なら最初の内に覚えておいた方が良いんじゃないかと思います。
って事で、初心者向けの記事となりますが、興味のある方は読んでいって下さいませ。
宜しくお願い致します。
倍速再生、一時停止、逆再生をする方法
倍速再生をする方法
手順①AviUtlを起動して新規プロジェクトを作ります。画像サイズとフレームレートはお好みでどうぞ。
手順②使用したい動画をタイムラインに読み込みます。
↑私の場合は昔作った素材を適当に組み合わせて作ったこちらの動画を使用しますが、何でも良いです。
タイムラインに動画を放り込んだら、とりあえずレイヤー1にでも配置しておきましょう。※どのレイヤーでもいいですが。
手順③動画の設定ダイアログから再生速度を変更しましょう。
↑設定ダイアログの『再生速度』を200に変更すると倍速再生されます。
※3倍速にしたい場合は300、10倍速なら1000と入力して下さい。スライダーだと800(8倍速)までしか動かせませんが、直接数字を入力すればそれ以上の数値にする事が出来ます。
↑これで、倍速再生できるようになりました。
逆再生をさせる方法
具体的な方法ですが、先程の手順①と手順②までは一緒ですので、その辺は省略します。
↑動画の設定ダイアログから再生速度を-100に変更する事で逆再生が可能となります。
※倍速逆再生したい場合は-200、3倍逆再生なら-300と入力して下さい。スライダーだと-800(8倍速逆再生)までしか動かせませんが、直接数字を入力すればそれ以上の数値にする事が出来ます。
↑これで、逆再生ができるようになりました。
一時停止をする方法
こちらは幾つか方法がありますが、個人的には中間点を使った方法が一番良いような気がします。
↑こんな感じで任意のフレームでSキーを押して動画を3分割して位置を調整し、真ん中部分の再生速度を0にする事で一時停止をする方法もあるんですが、編集を続ける内に間違ってドラッグして稀にずれてしまう事があったりするんですよね。
それに気付かずに出力してみて、後で発覚して出力しなおす羽目になりましたわ。
その上、位置調整をするのも面倒臭く、後々のトラブルが起きた時に再調整するのが地味に大変なので、当記事では中間点を使った方法を記述する事にします。
具体的な方法ですが、先程の倍速再生の手順①と手順②までは一緒ですので、その辺は省略します。
手順③読み込んだ動画に中間点を2つ追加します。
↑任意のフレームに縦棒を置いたら、タイムライン上の動画を右クリック→『中間点を追加』を選択します。
これで中間点が1つ出来ましたので、違うフレームに移動してもう一回同じ工程を繰り返して2個目の中間点を追加して下さい。
↑こんな感じで中間点が2つ出来ましたので、再生速度を調整して一時停止部分を作りましょう。
手順④中間点の再生速度の設定をしていきます。
↑中間点で3分割された部分の再生速度の数値を弄っていきましょう。
↑まずは『再生速度』を押すと出てくるリストの中から『瞬間移動』を選択して下さい。
↑次に中間点で区切られた3か所の部分の再生速度をこんな感じで『100→100』→『0→100』→『100→100』という数値に変更して下さい。
↑一時停止部分を挿入した分、後半部分を伸ばす必要が出てきますのでドラッグしてオブジェクトを右側に伸ばして下さい。
↑これで、一時停止してまた動き出すといった事が出来るようになりました。
時間制御を使った逆再生方法
個人的に、あんまり使い勝手はよくありませんが、おまけとして時間制御を使った逆再生の方法も記述しておきましょう。
手順①AviUtlを起動して新規プロジェクトを作ります。画像サイズとフレームレートはお好みでどうぞ。
手順②時間制御オブジェクトを生成します。
↑タイムライン上のオブジェクトが何もない場所で右クリック→『メディアオブジェクトの追加』→『時間制御』を選択して下さい。
↑タイムライン上に時間制御オブジェクトが生成されますので、適当にレイヤー1にでも配置しておきましょう。
ちなみに、この時間制御はグループ制御と同じように下に配置されたオブジェクトに対して機能します。
↑デフォルト状態だと時間制御の下にある全レイヤーが対象になっていますので、特定のレイヤーにのみ使いたい場合は設定ダイアログの右下にある『対象レイヤー数』を変更して下さい。
1に設定すると直下の1レイヤーのみが対象になり、10とかに設定すると直下の10レイヤー分が対象となります。
手順③レイヤー2に使用したい動画等を放り込んでください。
何でもいいので、自分で使いたい動画ファイル等をタイムライン上に読み込んでください。
↑私の場合は昔作ったYouTube用の終了画面でも使ってみる事にします。
手順④レイヤー1の時間制御に逆再生用のパラメーター調整をします。
↑位置の数値を左側が100、右側を0に設定すると逆再生させる事が出来ます。
↑タイムラインは、こんな感じで動画の長さと時間制御の長さを同一にしておきましょう。
↑これで、逆再生が可能になりました。
弱点としては↑こういう風にオブジェクトと時間制御の長さをチグハグにしてしまうとバグったみたいな動きになる事ですかね。
↑ちゃんと、オブジェクトの長さを合わせないとこんな感じでヤバイ動きになるので注意が必要です。
安全性を重視するなら、動画内に中間点を作って再生速度をいじった方が確実ですね。
※あんまり長い動画じゃなければ時間制御を使った方が早い場合もありますが。
まあ、このあたりのやり方については個人の好き好きがあるので何とも言えませんが、時間制御を使いたい人は使ってみて下さいませ。
って事で、基本機能を使った倍速再生、一時停止、逆再生をする方法でした。
お疲れ様でした。
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今回の経費&記事作成時間&日記
記事作成時間:約5時間
地味に今回の記事は2日間に分割して執筆されております。
理由としては、これを書いている間に頭がメッチャ痛くなってきたからですね。
もしや、例のウィルスかと思って次の日にPCR検査を受けたんですが……
普通に陰性でした。
まあ、要するにただの風邪だったんですけど、3日間ほど熱が38度付近から下がらなかったんで結構きつかったですわ。
最近ぶっ倒れる事が多いんで、もう少し体を鍛えようかなと考え始めた今日この頃。
ちなみに、今回の記事は本当ならあんまり長くならない感じで書くつもりだったのですが、執筆し直していたら何か長くなった次第です。
では、最後に恒例の累計出費&記事作成時間を発表して終わりにしましょう。
総制作時間:約1858時間
累計支出:60,962円